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人生は経験の合計である【DIE WITH ZERO】

【ゼロで死ね】
かなり強めのタイトルです。
こちら人気な書籍で、どの本屋さんでも目を惹きます。

内容を超ザックリ言うと
資産を死ぬまでに使い切れないなら、そのお金を稼いだ時間は無駄になるから惜しまず使いましょう。
といった感じです。

深く納得する半面、脳内から自分の色んな声が聞こえてきます。
(めっちゃ長生きしたら資産尽きるんじゃない?)
(いや人生何が起こるか分からないでしょ!)
(お金はなんぼあってもいいですからね)

思い出が一番の資産

大事なポイントなのですが、浪費・消費を推奨する本ではありません。
一貫して書かれているのは、今この時にしかできない経験には、惜しまずお金を使うというメッセージです。

・人生は経験の合計である。
・老後、何より価値が高まるのは思い出。
・どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる。

我が家も老後に向けて資産形成はしていますが、やはり自立した生活は続けたいので健康には特に気を使っています。
にも関わらず、老後に莫大な医療費を使うつもりでいる自分の矛盾に気づかされました。
(もちろん、老後のお金まで今使おうという内容ではございません。)

人は終わりを意識すると、その時間を最大限活用する意欲が高まる。

引越しが決まったとき、近所を散策しに出かけたことはありませんか?
気になっていたけれど入ったことのないお店に行ったり、
いつも通らない道を選んでみたり。
私は、めちゃくちゃあります。

人は"終わり"が分かると、それまでの時間を有効活用しようと積極的な行動をする傾向にあります。
人生は"終わり"のタイミングが分からないので、なんとなくこの時が永遠に続く気がしますし、やりたい事も先延ばししがちになるんですね。

人間、最期に思い出すのは元気だった時の思い出なんだそうです。
あの世に思い出しか持っていけないのであれば、
今からトランクの荷物を増やしていくことが、幸せな人生なのだと思います。

では実際にどうやってお金を使っていけばいいのか?
とても良い本ですので、興味のある方はぜひ本書を読んでみてください。

【紹介書籍】
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
ビル・パーキンス (著)
児島 修 (翻訳)


▼自分の話
以前、友人と香港へ行ったことがあるのですが、
楽しかったからもう一度行こうという話をしたことがあります。
しかしデモで観光が難しくなり、数年経って現在に至りますが
もう香港の話は上がっていません。

20代の頃は平気だった過酷なスケジュールは、もう決行する気は起きず、
友人とのスケジュール調整もなかなか難しくなりました。

仕事やお金を言い訳にせず、すぐ行動していたならば、今はもう手の届かない思い出が手に入っていたかも…という話でした。


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