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台北、部屋探しの現実

私は、台湾へ来てから引越しをするのは、これで4回目。台北でする引越しが大大大の苦手です(そもそも、引越しをするのが好きな人なんていないか...?)。
今回は、過去に台北での引越しで失敗や反省をしてきた私の記録です。


時を遡ること2022年10月。
私は台北で部屋探しをしていました。部屋探しをするのは2回目。台北で借りた初めての家はシェアハウスだったので、独立した部屋を探すのはこれが初めてでした。


台北で部屋を借りるには、とにかく早い者勝ち。いいと思った部屋は、一刻も早く見に行かないと次の日には無くなっています。
でも、大家さんや仲介業者は、大体引越し予定日の2週間前からしか部屋を見せてくれません。なので、1ヶ月前から部屋を探しても、内見をさせてくれるところは少ないんです。早めに内見できたとしても、引越し予定日までには大体なくなっていることがザラ。


部屋探し中は、毎日の出勤時間や退勤後、夜寝る前まで「591(台湾最大の部屋探しプラットフォーム)」を見ています。というのも、台北では毎日大量に空家がアップデートされるのですが、いい部屋は早い者勝ち。


台北の部屋探し初心者だった私(とパートナー)は、591に掲載されている写真を見ながら、気になる部屋の内見を3件ほど予約しました。しかし、実際に家に行ってみると「写真と全然違う」。掲載されている写真は、大体リフォームしたての頃の写真で、実際はそれから月日が経ち、何人もの人が住んだ後の状態なのです。


さらに、実際に行ってみると思ったよりも狭かったり、カビ臭かったり、家の周りの環境がよくなかったり...。そんな部屋を何軒も見ていると段々とテンションが下がってきます。

「住みたいと思える部屋が見つかるのだろうか...」

そんな中、迫り来るのは現在の家の引き渡し日。引き渡し日を過ぎてしまったら、住むところがなくなってしまう。借り暮らしもできないことはないけど、引越しの手間を考えるとできるだけ避けたい。そんなことを考えていると、段々焦ってくるのです。


こんなこともありました。ある木曜日の夜、奇跡的に心から「住みたい!」と思った部屋を見つけ、土曜日の朝に内見を予約します。繰り返し部屋の動画も見て、そこでの生活やインテリアの配置も考え出し、心を躍らせます。待ちに待った土曜日の朝、大家さんから突然連絡が来ました。

「先ほど他の人が契約したので、内見はキャンセルで。」

もう、心ズタボロ。でも、本当にこれの繰り返し。無心で次の部屋を見つけ、すぐに内見に向かいます。心が躍るような部屋でもないのですが、まあまあの部屋で住めないことはない気がする...。内見が終わると、仲介業者から「いい物件だよ。次の内見者、もう外で待ってるからね。」と煽られ、焦る私。


隣にいたパートナーに、「もう私、家探し疲れた。早く住みたい。ここに決めよ。ここがなくなったら、本当に住む場所なくなりそう。」


そんなこんなで、やっと家探しを終えたのです。でも、その後住んで1週間でこの部屋に決めたことを後悔することになるとは。


つづく

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