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人はロジックで動かない。感情が人を動かす。#思い込みが変わったこと

私の脳は論理的なデータが好きらしい。

人の話を聞いているときも、マインドが早とちりして、その人のためになりそうなソリューションを考える癖がある。日々の決断はプロコンを考えて、優先順位を決めるのは当たり前。これまでのキャリアで尊敬していたリーダーは頭脳明晰な方で、端的に物事を説明する能力がある人。

論理的思考やクリティカル・シンキングさえあれば、人生は成功する!何ごともmake sense(論理的な意味を持つ)しなければダメだと思い込んでいた。

この思い込みを考え直すきっかけとなったのが、感情の荒波がよし寄せたある頃。どうして今悲しみが込み上げてきたのか。なんで私って怒りっぽいのか。みんな普通に過ごしているのに、私だけ感情的なの?!

「ストレス」だけでは片付けられない、でも論理的な思考では説明しきれず途方に迷った。

その時の考えは…「私は頑張っているのに。」「やっていることも全て考えた上での選択だし、頭では整理されているはずなのに、どこかモヤモヤする。」「みんなも同じはずなのに…」

側から見ても成功していそうな人生だったし、私も自分で選んできた道ではあったが、どうしても説明しきれない「何かが違う」という違和感を感じていた。

その時、エモーショナル・インテリジェンス(EQ)の考え方に出会い、私の人生は変わった。

EQの考え方は至ってシンプル:

感情が人を動かし、人は成果を生み出す。Emotion drive people, and people drive performance.

だから、感情を知的に活用しよう。というもの。

感情は内なるコンパスだったんだ!自然に私を形作っている価値観や目指している姿・ゴールを考慮した上で、身を守りかつ導いてくれていることに気づけました。

感情は、欲求を満たさず、価値観に沿わない日々の選択をしている時は怒りや恐れや不安などの注意シグナルを出し、欲求が満たされ価値観に沿った生き方を貫いていると喜びや充足感などのポジティブな励ましとして表れる。

論理的な思考だけに基づく選択は短期的な課題達成につながるかもしれないが、長期的な幸せや成功にはつながらない。

全ての行動のもとには感情がある。

「〇〇を感じたいから、XXを選択している」わけで、やりたくない・やるべきでないものをやっている際には感情がそれを教えてくれる。

感情・思考どちらかに偏った決断・行動はアンバランスであり、どちらもブレンドしてバランスの取れた感情的知能(EQ)を備えることが成功の鍵だと学び直し、思い込みを書き換えたのだ。

論理的に説明できればいいというものではない。ロジックだけでは人は動かない。感情コンパスを知的に活かしましょう!




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