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いよいよ来週「いのちの祭り2024」へ〜年初のカウンターカルチャーの探究からどこへ行くのか〜


はじめに

今年の年初から書籍『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』を読みはじめました。

こちらは、スティーブジョブスがスタンフォードで行った伝説の講演会の最後の言葉である「Stay hungry, stay foolish」の引用元であり、1960〜70年代のヒッピーカルチャーに多大なる影響を及ぼした「Whole Earth Catalogue(ホールアースカタログ)」の産みの親であるスチュアート・ブランド本人に綿密な取材のもと書かれたものです。

(1)カウンターカルチャームーブメントなどが気になり、大量インプットを行う

この本との出会いを皮切りに、アメリカで1950年代頃から起こり始めた、ビートジェネレーション、カウンターカルチャームーブメントの潮流に興味を持って調べてみたり、日本における、ある種似たムーブメントについても興味が湧き、調べてみることが一気にマイブームとなりました。

その後、読んだ書籍の中に登場されている方とたまたま会うことができ、ここまで書いたような経緯を紹介させていただく機会がありました。

その方に「あなたがそう言ってくれているのを聴いていると、当時と今がつながったように感じた」と言っていただけたことで、なんとなく、この時の探究が一つの円を描いてひと段落したように感じたことを覚えています。

(2)旧・エコヴィレッジ「サイハテ」コミュニティマネジャー坂井勇貴さんが発起人の社会実験プロジェクト「タダの箱庭」の本を大いに活用し始める

カウンタカルチャーの探究を始めた頃と時を同じくして、数年前に支援していたクラウドファウンディングのリターンが届きました。

それがこちら、タダの箱庭の本です。

内容が濃い本なので、とても1人では読めないと思い、漠然と読書会をしたいなぁ〜と思ったのですがすぐに行動には移しませんでした。

その後、カウンターカルチャー関連のインプットブームが落ち着いた頃、ふと思い立ち読書会をやってみることにしたのです。

友人に声をかけて実施

やるだけで楽しかった上に、それまで仲間たちと探究してきたお金の歴史・お金観のアップグレードや、人類史のアップグレードといったテーマに通ずるものを感じ、特定のコミュニティ × この本の読書会というスタイルで継続的に場を開いてみることにしました。

そのプロセスでこんなプロジェクトに参画することになり、計画を立てて実験を行うことになりました。(現在進行系)

5月からスタートし、今日時点で累計37回開催。合計38名の人が参加してくれています。(参加者数を増やすことよりも、同じ人に継続的に参加してもらうことを重視)

(3)村づくりを見学する流れが生まれてきている

上記の読書会の開催と並行して、先月あたりから自身がこれまで深く関わってきた、ある種の村的なコミュニティの仲間たちと再会したり、新しく暮らしに根ざしたコミュニティのある場へ行ってみたり、全国でエコヴィレッジ的なむらづくりをされているリーダーたちのカンファレンスのような場にいくことになったり、と大小さまざまな規模の村づくりに触れる機会が一気に増えているのです。友人たちにはギャグで最近ムラムラしてきていると言っていますw

(4)そんな流れの中、いよいよ「いのちのまつり2024」へ

(1)の探究の中で知ったのが「いのちの祭り」といいうイベントでした。

いのちの祭りとは

1988年8月1日〜9日まで八ヶ岳をのぞむ南アルプス麓の富士見パノラマスキー場を会場にして行われた十日間のキャンプインのお祭りで八千人ほどが集まった。この88年に起きたチェルノブイリ事故の影響が日本でも広く知られるようになり、反原発、脱原発運動が盛り上がった年で、NO NUKES ONE LOVEが祭りのキーワードとなった。実行委員長は地元に住んでいた作家のおおえまさのりさん。シンポジウムや講演、コンサート、詩の朗読、パフォーマンス、ワークショップ、展示、映画上映、セレモニー、登山、バザール等々、とても数え切れない人たちの参加によって創り上げられた。ポスターも本が描いたもののほか何種類かつくられた。内容を詳しく報告した本『NO NUKES ONE LOVE いのちの祭り'88』がある

書籍『アイ・アム・ヒッピー』p280から引用

なんと、この「いのちの祭り」は、初回の1988年以来、12年周期で開催されており、今年2024年に4回目が開催されるとのこと!

初めて知り、興味を持った年に開催されるのはタイミングがいいと思い、フェスがそこまで得意ではないため少し悩みましたが、思い切って行くことを決断しました。申し込んだタイミングがよかったため、無事チケットを確保でき、宿泊場所もどのくらい滞在するかを決めあぐねていたため、悩んでいましたが、いれるだけいてみようと思い切り、フルで参加できる体制を整えました。(しかし、現時点でまだプログラムがよくわからないw)

友人らも参加することが分かっているものの、1人でこういう未知の空間に乗り込むのは久方ぶりで先が見えなくて、だからこそ何を感じるのだろう、何が起こるのだろう、という気持ちが湧いています。

このフェスの場には、(1)で読んだ本の登場人物や関連する人もいるらしいので、できる限りそういう人が話す機会があれば足を運び、直接、風を感じてみたいと思います。

さいごに

私は2018年に書籍「ティール組織」と出会い共鳴したことから関連する経営にまつわる探究実践をスタートしました。その後、会社組織の中から、参加型コミュニティという形態の中から、外部からの伴走者としてといった様々なフィールド・立場から経験を積んでいます。

そのプロセスを通じて、「助言プロセス」「ソースプリンシプル」といった私たちの常識とは異なる「協働の方法」や、「マネーワーク」「お金の歴史」といった私たちに密接に関わっており、効果的・持続的な協働に大きな影響を及ぼしている要素にまつわる「新しい認識をもたらす知恵・ツール」と出会い、実践探究する機会に恵まれました。

2018年から「会社組織」にフォーカスし活動してきましたが、これからはその範囲が「村的なコミュニティ」へ拡張されていくのでしょうか。

実は、今支援しているクライアントも「村づくり」というキーワードが出てきているので、「会社組織のような村のような」「機能体のような共同体のような」「ワーク中心のような、ライフ中心のような」さまざまなグラデーションが同時に存在するイニシアチブに関わっていく流れなのかもしれない。そんなことを思っています。


ちなみに、

この流れには今年から読み始めた書籍『万物の黎明』で学んでいる内容も連動しているように思えてそれもとても興味深いのです。


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