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東松島市の「KIBOTCHA」(きぼっちゃ)にて、ある種、過去の延長線上にない「ハレの日」に触れる


はじめに

宮城県東松島市に訪れ、JR野蒜駅近くにある「KIBOTCHA」周辺の徒歩での探索が終了したのち、

今回の目的でもあった谷崎テトラさんの講演会が始まりました。

講演会の中で、テトラさんが今の活動をするに至るまでの経緯の紹介もあったので、詳細版のプロフィールを載せておきます。

谷崎テトラ(たにざきてとら)

京都芸術大学客員教授
作家、放送作家、メディア&音楽プロデユーサー
有限会社谷崎テトラオフィス・代表取締役社長
一般社団法人ワールドシフトネットワークジャパン代表理事
ピースデー・ジャパン共同代表
信頼資本財団シニアフェロー
クラウドガバメントラボ研究員

 1964年静岡生まれ。環境・平和・社会貢献・フェアトレードなどをテーマにしたTV、ラジオ番組、出版を企画・構成するかたわら、新しい価値観(パラダイムシフト)や、持続可能な社会の転換(ワールドシフト)の 発信者&キュレーターとして活動中。持続可能な社会、平和学、ソーシャルアート、参加型民主主義(GOV2.0)などに関して深い知見を持つ。世界のエココミュニティを取材し、エコビレッジの共同体デザイン、地域通貨、自然エネルギー、共同体教育、パーマカルチャー(持続可能な農的文化)、伝統智、ものづくり、先住民から学ぶディープエコロジーの思想まではばひろく知見をまとめており、未来のデザインのための智恵を伝え、メディア化する仕事をしている。
 1997年、温暖化防止京都会議(COP3)をきっかけに環境保護活動に参加。97年温暖化防止レインボーパレード、98年カーフリーデー、99年アースデイ東京、BeGood Cafeなどの市民運動のスタートアップ、オーガナイズにかかわる。2010年一般社団法人ワールドシフトネットワークジャパンを設立。2012年リオデジャネイロで開催された国連 地球サミット(RIO+20)では、市民セクターによる地球サミット2012JAPANの副代表として参加。ワークショップや現地での社会提言、映像制作をおこなった。
 放送作家としての主な企画・構成はテレビ朝日「素敵な宇宙船地球号」やNHK-World「里山資本主義 SATOYAMA-CAFE」、Inter FM「アースラジオ」TOKYO FM「デイリープラネット」「Good on Earth」など多数。取材執筆はエコ系雑誌「ソトコト」「オルタナ」「アースジャーナル」「Greenz」など執筆多数。小説として「グラウンディングミュージック」(リトルモア)がある。 
 これまでの自身の知見をまとめたテトラゼミも東京・大阪・名古屋・栃木・徳島・鳥取などで連続開催中。大学講師として京都造形芸術大学で講義のほか、愛知県立芸術大学、京都精華大学、横浜国立大学都市文化ラボなどでも特別講義やワークショップをおこなっている。また社会課題をテーマにした映画を上映解説するワークショップ型の上映会ソーシャルシネマダイアログを各地で開催している。

こちらから引用

テトラさんの講演会の様子

会場はキャンプエリアにつくられました。会が始まるまではテトラさんが音楽をかけていました。

進行役の工藤シンクさんのお話も。

講演会の内容は、地球環境問題に関する内容が多かったです。

会の最初の方では、テトラさんが代表理事をしているWorldShift Network Japanのこちらのシートが紹介され、一人ひとりにとってのそれらは何か?が問われました。こちらのサイトから引用

個人的には、ワールドシフトに関するワークショップに2017年に出たことがあったので、懐かしかったです。当時は何て書いたのだろうか。

今回ですが、一番最初に思ったことは、「そうじゃない状態から何かに成ろうとするというよりもすでにある理想の状態を膨らましていく」というのが今の私にしっくりくるものなので、「◯◯を●●にシフトさせる」という表現では浮かばないなぁ〜ということでした。

とはいいつつも、あえて考えてみると、浮かんだのは

多くの人が自分ではなくお金の方に力があると思っている世界

人がお金に預けてしまっている力を自分に取り戻している世界
お金の話が気楽にできている世界

というもの。

ここ最近やり続けている「タダの箱庭の読書会」はまさにそのための具体的な方法として実験しているものだなぁ。

アフターパーティ

講演会が終わったら、焚き火やテトラさんがDJ・工藤シンクさんがVJをつとめる音楽Liveと共に、食事と談笑♪

規模感は違いますが、焚き火・テント・ステージ・音楽・踊り・飲食と「いのちの祭り」が思い起こされる装置の数々。

夜にみる竹あかりも初めてだった気がします。幻想的でよかったなぁ。


東日本大震災発生当時、そしてその後にJR野蒜駅周辺で起こってきたこと・日常に触れる機会もあり、「KIBOTCHA」での前夜祭のような、過去の延長線上にないようなハレ的な時間を体験できる機会もあり、わずか2泊3日ではありましたが、感じるものの多い時間でした。

お世話になった施設の方々、イベント運営の方々ありがとうございました。


追伸、

「KIBOTCHA」が舞台の芸術祭は昨日始まったばかり!気になった方はぜひ足を運んでみてくださいねっ!詳細はこちら

追伸その2、

冒頭でも紹介しましたが、KIBOTCHAのある野蒜というエリアが東日本大震災によってどう変わらざるを得なかったのかなどについて、私が実際に歩いたり調べた範囲にとどまりますが書いています。よければぜひご覧ください。


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