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『ティール組織』監修者の嘉村賢州さんと「自分流ファシリテーション」について探究する会に参加してきました。

はじめに

今日は書籍『ティール組織』の監修者であり、まちづくりや教育などの非営利分野や、営利組織における組織開発やイノベーション支援など、ファシリテーターとして年に100回以上のワークショップを行っていた嘉村賢州さんと「ファシリテーション」について探究する会に参加してきました。

全体の構成

全体の流れとしては、

(1))第一部で賢州さんのライフヒストリーを聴かせてもらうことを通じて、自分にとっての最適なファシリテーションとの関わり方やありたいファシリテーター像のイメージを描くことを意図した時間

(2)賢州さんの経験に基づくファシリテーション基本のキのプチ講座

となっていて、随時より深く聴きたいことについて質問できるといった構成でした。また、「今やったのは〜」という風に行ったことについてのプチ解説も挟みながらという時間でもありました。

メモ

メモした内容を抜粋して載せます。いずれも、賢州さんの直接の発言ではなく、私の解釈となります。

・チェックイン時にあることをすると参加者にいいことを言わなきゃと思わせてしまう

・ファシリテーションの2つのタイプ 調整型・生成型 それぞれにメリットデメリットがある

・お互いの違いを楽しめるようになるために、同じ探しを何段階か行う。大人数から少人数へ。

・都会の方が地方にいって関係性を築き、スムーズにワークショップなどを行うためには、現地の人の方が得意なことを共有する機会を何回か盛り込むこと

・ファシリテーターのタイプ。理論派、感覚派。

・参加者にいきなりhow(やること)を伝えるのではなく、why(なぜするのか)→what(することで得たいアウトプットイメージの共有)をした上でそのためにこれをやります、という伝え方をすることの重要性

・互いの本音をぶっちゃけ合おうという場を設定する際の留意点。1つ、そもそも本音を出せないことは起こりうるか?1つ、出てくるけど言い争いなどになり収集つかない状況になることは起こりうるか?

・ゴール設定ではなく「たとえば未来」を見出す

ファシリテーションにまつわる問いに答えてみた

会の中で、3つの問いが出てきてそれに対して2、3分考えて、付箋に書き出すという時間がありました。

以下の3つです。ぜひ考えてみてくださいね。

(1)ファシリテーションを日本語ワンフレーズで説明すると?

(2)あなたの思うこの人はTHE・ファシリテーターだ!という人物は?

(3)その人物がそうだと思う理由について教えてください。

私の回答はこちらです。

(1)ファシリテーションを日本語で説明すると?

今回浮かんだのは「プロセスを促進する」でした。

(2)あなたの思うこの人はTHE・ファシリテーターだ!という人物は?

ここでは2つ答えが浮かびました。1人目が、若手芸人やアイドルのいる場を回している時のさんまさん。2人目が、庭師でした。

(3)その人物がそうだと思う理由について教えてください。
1人目:関わる人たちの可能性が引き出されて、最高のシナジーが生み出されているように思えるから。

2人目:植物が育つことを待ち、活かすことができているという意味で他力をフル活用しているように思えるから。

今回の感想

・自律分散型、進化型組織の実践探究をしているという共通項がありつつ、扱う話題も参加者の経歴も特定の手法に偏っていない場で、共にプチ探究できたことが今の自分にとって合っていてとても豊かな時間だと感じた。

・賢州さんの「ファシリテーションと私」なライフヒストリーを聴けたことで、自分の場合は?というのが浮かび上がりやすかったように思う。このスタイルは真似したい。

・さまざまな手法の背景にどんな提唱者の人生ストーリーがあるのか?をわかりやすく伝えられるのは賢州さんしかいないのでは?と思えるくらい素敵なバイブスで話されていた。いろんな人バージョンのをラジオ的に聴けるのは価値が高いように思えた。

・会場が素敵だった。緑に囲まれた感じなど。

さいごに

途中で紹介した3つの問いのうち、

(2)あなたの思うこの人はTHE・ファシリテーターだ!という人物は?(3)その人物がそうだと思う理由について教えてください。

という2つの問いに対する答えは、自身のありたいファシリテーター像(翻ってその役割をファシリテーターと呼ぶかどうかも含めて)を浮かび上がらせてくれる、い〜問いだなと思いました。実際に出してみて、他にも要素はありそうだなと思ったので、また時間をとってこの2つについて考えたいと思いました。

今回の場は、第0回目という実験的な場だったこともあり、何か明確な価値を受け取りにきた人よりも、この機会に何か気になるものがあって、という感覚ドリブンの人が過半数な場に感じられて、そういう配分の場が好きなんだなぁと思ったのでした。

企画してくださった合同会社with feelingの伊藤恵子さん、佐藤瑠依さんありがとうございました。


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