PSI(株)が運営する「+C marketing」スクール 第2回目のスクール
今回のスクール内容は表紙にあるように
「スポーツビジネスを事例から理解する」という内容でした。
▼スポンサーマーケティング
まずは基本的なスポンサー企業への提案の流れとそれを事例に当て込み教えてもらいました。
※事例の紹介はできません。
↓基本的な流れ
【アタック先の絞りこみ】→【ニーズ、現状の課題】→【アセットの確認】→【提案内容作成】→★提案★
ここで重要なのが【ニーズ、現状の課題】
当然のことだが、新規でも既存でも企業のニーズ、現状の課題のヒアリング、それを解決できる提案をしなければいけない。
スポーツビジネスだと、ただの露出のみを行うことも未だに多いとのこと。
特に既存のスポンサー企業は契約の継続可否があるため、常に課題の解決や価値の提供をしていく必要がある。
また事例を交えて上記の流れをご説明いただきました。
もちろん事例を書くことはできませんが、スポーツ企業とPSIさんの共同提案によって、デジタルの側面からクライントのニーズや課題解決を行っておりました。
またスポンサー企業の露出(エンゲージメント)を高めるために様々なことを実施しており、動画でのコラボなどは非常に面白いなと感じました。
▼チケットマーケティング
稼ぐためにはスポンサー収益も大切だが、チケット収益も非常に大切。
(そもそもファンがいなければ、スポーツチームは成り立たないしな~)
チケットマーケティングで収益を上げるポイントは以下2点
【新規ファン増加】と【ロイヤル化(単価を上げる)】
まず【新規ファン増加】について
情報伝達~購入(カスタマージャーニー)の導線づくりが大切である。
現在チケットの購入は半数以上がデジタルとのこと。
そのためチケットを手に入れやすいように導線を作りこむことも大切
ざっとした流れは以下。
ポスターやニュース、SNSで見たりに聞くことで、認知層に
↓
WEB広告やSNS(口コミなど)などで興味が湧き、潜在層へ
↓
そして試合情報などを自ら調べに行き、顕在層に行きつく
↓
そしてチケット購入し、試合観戦へ
それぞれの工程で様々な施策を練っている
・ますは認知層、潜在層向け(つまりチーム側からすると、情報伝達)には
オフライン、オンラインをしっかりと充実することが大切である
オフラインではポスターやCM
オンラインではWEBコンテンツの充実、データを元にしたWEB広告
・潜在層向けにはLPページ、公式サイトの見やすさや
チケット購入のしやすさ。コンテンツの作成などが必要である
そして何よりJリーグ、Bリーグともにデータの取得とそれの分析に力を入れている。データ分析は非常に大切。それを元に様々な施策や、面白いユーザーデータが見れるので、クラブを発展させるには必要不可欠だと考えている。チケットはデジタルでの購入、入場がほとんどであり、
昔のように紙ではない。そのため分析はいくらでもできる。
(このデータを一日中見ていたい・・・・)
※来場記録の仕方はQRコードかユーザー自らつける来場記録をつけれる場所がある
次に【ロイヤル化(単価を上げる)】について
単価を上げるには新規のお客さんか既存のお客さんにリピートしてもらう必要がある。
このロイヤル化はCRMが非常に大切になってくる。
CRMを最大化するには、ユーザー情報の取得し、その情報を元にアプローチをはかっていく必要がある。(会員マーケティング)
例えばメルマガやlineでの通知などなど。。。
一般的なメルマガの開封率は非常に低いが、ファンや1回来場しているユーザーは既に興味関心が強く、開封率も高いという。
その他にも具体的な施策内容なども教えてもらいました。
(ここは口外禁止のため省略)
▼グッズマーケティングについて
直近ではECの改善(実際のサイズ感の掲載の仕方など)をしている。
また直近ではインスタグラムのショップも積極的に活用し、ECサイトへの導線を作っている。
またただショップを開くだけではなく、ストーリーで告知やリンクを設置など、細かいところにもしっかりと整備している。(下記例)
▼データ分析について
本文の途中でも記載したが、Jリーグ、Bリーグともにデータ分析に力を入れている。ツールも導入し、ユーザーの情報をしっかりとキャッチしている。
このデータをリーグ側が集計しまとめ、クラブにアウトプットをする。
そもそもデータ分析の目的はチケット、ECグッズの売上増加のために行う。
データ分析を行う上で、下記の考え方を教えていただいた。
STPD
(SEE)現状の把握、課題発見→(THINK)その課題の分析、仮設立案→
(PLAN)施策立案→(DO)施策実行
そもそもデータがなければ、現状の把握や課題を見つけることができない。
それでは改善のしようもないし、新たな施策も根拠がない施策や、施策の結果もわからない。そのためにタブローやグーグルアナリティクス、パラメーター、サーチコンソールを活用している。
私が大学の時にスポーツビジネスを学んでいる時は、データ分析はまだまだの話だったが、ここ数年でだいぶ前に進んでいるようだ。
ここまでが今回のスクールのまとめです。
実際の事例やデジタルを活用してのお話なので、非常に面白いです。
特に私はデジタルの仕事に関わってはいるので、
興味深い話が多く、今の仕事に役立てられる部分や、今の仕事をスポーツ業界で活かせることはないか考えながらスクールを受けています。
今のキャリアからどうスポーツ業界に行くか非常に悩んでいるところなので、それも参考にしつつ今後もスクールを受けられればと思います。
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