みんなと同じ結婚式は嫌。だから違うことをしたい。
「初めて行った結婚式は感動したのに、毎回同じパターン。めでたいことなのに感動が薄れてくる。だから人と違うことをしたい思いがありました」
成人を過ぎれば多くの人が、何回か結婚式に参列することになる。
人によって1年に数回もあれば、1年に一回程度、もしくは3年に一回など。
初めて参列した時の感動を憶えているだろうか。
大切な友人が、愛するパートナーとともに入場するシーンはドラマや映画でしか見ていなかったもの。いざその光景が眼前で広がるのを見ると、とても心温まる想いをしたのではないだろうか。
でも、1回、2回と回数を重ねて行くうちに、結婚式が「パターン化」していることに気づいていく。
「また、これか」
本当は、そんな風に感じたくない。大切な友人の結婚式。心から祝福したい。そう思っているのに、どこか心の奥底で本音が生まれてくる。
「定番じゃないものってなんだろう?……小説って、新しい」
それが、ふたりのストーリーを書くにあたってのスタート。
協力
新郎:昭和(しょうわ)さん
新婦:里香(りか)さん
(以下、敬称略)
プロフィールよりも分かるふたりのこと
昭和「サンプルを見せてもらった時、言葉選びが記者やライターとは違うなって思いました。小説だから物語として入り込みやすいし、面白いなって」
里香「ゲストたちが新郎新婦ふたりを知っている人は半分もいない。小説を読んでもらうことで一気に見方が変わる。プロフィールよりも分かるのは魅力的だなって思いました」
心の中で、今まで彼女に抱いたことのなかった不思議な感情が芽生え、この想いはなんだろうと自身に問いかける。
(中略)
彼女の魅力に、わずかながら鼓動が早まっているような気がしていた。
(ウェディング小説「心動いた一筋の涙」より ライフストーリー作家®︎ 築地 隆佑)
披露宴が始まるまでの時間は、少しだけ退屈。
参列者たちはお腹を空かせ、ドリンクが来るのを待ち望む。
その欲求を払拭するかのように、同じテーブルで友人たちと談笑……
できれば良いけれど、そうじゃない場合もある。
知っている人がいないとき、どうしようかと手持ち無沙汰になる。
そのスキマ時間を有効的に使えるのがウェディング小説。
4時間の取材後の感想
昭和「いつの間にか、って感じだった。みんな自分のことを喋るのは好きだろうし、そんな苦じゃないんだなって思いました」
里香「カウンセリングみたいな、すっきりした気持ちになりました」
それでも人は不思議なもので、忘れている。
このふたりは、2018年10月以降に付き合い、2020年現在までの月日の経過は2年ほどなのに、思いの外エピソードが抜けている。
ただ、話すことによって、記憶が少しずつ蘇ってくる。
作家は、ふたりについてのアレコレを事細かく聞くため、鮮明になっていくのだ。
小説ができあがったときの感想
昭和「自分の話なのに、すごい面白い。ちょっと泣きそうにもなった」
里香「小っ恥ずかしいけど、自分が書いたわけじゃないから大丈夫」
ウェディング小説に出てくる登場人物はもちろん新郎と新婦。
面白い、となるのはきっと誰もが小説の主人公になったことがないから。
作者は、ふたりの人物像をトレースして執筆する。
小説の中で生きているふたりは自分たちのことだけど、客観的に描くから読み応えがあるのかもしれない。
付き合った当初から「結婚しよう」と毎日簡単に言えていたのに、いざというとき、こんなに言葉が出ないものなのかと思った。何度唾を飲み込んだことだろう。静寂の中で、彼女が鼻をすする音が聞こえる。
「おじいちゃん、おばあちゃんになっても一緒にいたいです。結婚してください」
(ウェディング小説「心動いた一筋の涙」より ライフストーリー作家®︎ 築地 隆佑)
ゲストから、こんな声もあった。
里香「私の友達が彼氏と一緒に住んでいて。結婚式が終わったあと、その友達の彼氏が読んでいたんです。良い本だね、っていう感想をもらいました。結婚式に行っていない人も楽しめたのかなと思います」
ふたりのことを全く知らない人でも、物語として、一つの小説として読み応えのあるものを作っている。もし、新郎新婦どちらかを知っていれば、よりその物語の世界へと没入できる。
ウェディング小説はふたりにとってどんな存在?
里香「いつでも思い返せるし、自分のルーツが書かれているので、将来的に子どもが大きくなったら読んでもらいたいなって。アルバム的な存在かな?いつでも見返せるし、その当時の記憶も蘇る」
昭和「結婚生活が長くなると、日々の生活ですれ違いがあったりする。そんな時に、なんで好きになったのかな?っていうのを思い出させてくれる」
昭和&里香「初々しさを感じる」
思い出は、忘れていく。でも、小説があることで
付き合い始めた高揚感や
プロポーズの時の緊張感
結婚しようと思った決意
が鮮明に思い出すことができる。
新郎新婦ふたりのストーリーだけでなく、こんなことも言ってくれた。
里香「結婚する子どもを持つ母親が、自分の目線で子どもが生まれた時からのストーリーを小説にして、子どもに渡すのも感動するんじゃないかなって思います」
自分の目線じゃない、他人からの目線に立った小説がもたらす価値を、多くの人に届けきるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
ご協力いただいた、昭和さん、里香さん。
お忙しい中ありがとうございました!
いつまでもお幸せに!
【ウェディング小説公式サイト】
https://wedding.life-story.app/
【ウェディング小説公式Twitter】
https://twitter.com/LifestoryW
【書いた人(ライフストーリー作家®︎ 築地隆佑Twitter)】
https://twitter.com/lifestory1010
【お客様の声動画】
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