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小説家になる!と志してから意識していたこと。

14歳から小説を趣味で書き始め、17歳の頃に小説家として生きていくことを決めたあと、今まで以上に本を読み、勉強していきました。

ですが、いくつかの作品を読んでいるうちに、気づいたことがありました。


自分には圧倒的に経験値が足りない。


小学校1年生〜高校3年生まで水泳を続けてきたことくらいしかなかった自分にとって、外の世界を知らなさすぎたんです。

だから、小説家になる!と決めてから意識していたのは、経験値を増やすことでした。
詳しい背景についてはこちらから。

経験が必要だと思った理由

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よく、著名人らが貯金するくらいなら経験に金を費やせ、みたいなことを言っていますが、そんな風に言われる以前から、自分は経験に投資しようと思っていました。


そのきっかけは1冊の本でした。
自己啓発本でもなんでもない、普通の小説。


当時、同年代の作家が書いた小説で、すごいなーって感心しながら読んでいたんですが、内容としては正直あまり面白くなかったんです。

すごい、というのは実際に世に出版物として出ている事実に対してで、物語については「んー、、」とイマイチ心が動かなかったんです。


めっちゃ偉そうですがご容赦ください。笑


面白く感じなかった理由を考えたときに、自分の結論として出したのが、人生の幅の問題でした。

同年代だと、どうしても学生の視点しか描けなく、物語の世界がとても狭く感じられたのです。

もちろん、自分は出版できるほどの文才もないですし、独自の物語性も生み出せないですし、生き生きとしたキャラクターが書けるわけでもありません。

すべての作家に対して敬意を表した上で言いますが、自分がその作家よりも面白いものを書くためには何をしたらいいだろうか、と思うようになりました。

その頃、たくさん本を読み、言葉を知り、ひたすら書き続ける、という選択肢しかなかったですが、自分の人生の幅を広げていくことが作品一つひとつに深みを出せるのではないかという考えに至ります。



じゃあ、人生の幅を広げていくためには?



そう考えた際、導き出された答えが、様々なことに対して経験する、でした。

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自分がやってみたいことはもちろん、やったことがないこと、あんまり興味がないことにも、一旦手を出してみて、その時抱いた自分の感情や気持ちを知る行為を目指しました。

とはいえ、当時はまだ高校3年生だったので自由にできるお金もなく、小説を書くことに夢中になっていたので結局大学進学できず浪人。笑

1年の浪人期間を経て、大学へ進学してからは、これまで全く未知の世界だったダンスサークルに加入しました。

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もともと表現自体は好きでしたが、音楽や踊りに関しては一切やったことがありません。
最初は結構勇気を振り絞ったスタートでしたが、色々ありながらも4年間続けてこれました。


(ダンスやっていた時間よりも、お酒飲んでいた時間の方が長いけどw)


他にも、挑戦したことがなかった自動二輪の免許を取得したり、一眼レフを買ったりして、国内をたくさん回りました。

東京生まれ東京育ちの自分は、本当に狭い世界でしか生きていなかったので、当時付き合っていた彼女や友達を巻き込みながら、日本各地に行きました。
もちろん、ときには一人旅も。

そこで、たくさんの人と交流し、素敵な景色を見て、美味しい食事をして、五感に刺激を与え続けていったのです。


アルバイトでは個人経営の居酒屋で働いていました。

40〜60代くらいの男性客が中心の海鮮居酒屋。
これもまた非常に勉強になって、楽しかったのが、営業中にお客さんと飲めること
お客さんと飲みながら交流を深め、リピーターにつなげていくという方針。おかげで散々潰れましたし、とんでもないことをやらかしたりもしましたが、お酒は相当強くなり、逃げ方も覚えました。笑


アルバイトでは年配の人との交流、たまの休みには東京を抜けたりする日々を送り、とにかく新しいところに行ったり、新しいことへ挑戦しようと思って過ごしていました。


社会人になってからは、さすがに旅行の頻度は減りましたが、可能な限りいろんなことをやってきました。
登山やら、ダイビングやら、バンジージャンプやら、ヨガやら、ガラス工芸やら色々と。

出来事だけではなく、現地で知り合う人とのコミュニケーションもなるべく積極的に取るように意識しています。それは今も変わりません。

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人生の幅、といってもここまでやれば十分だ、という目安は何もありません。ある種、自己満です。



ですが、知らないままでいるよりも、
知りたかったんです。


その知るという行為を疎かにしていては、きっと良い作品は生まれてこない。
この経験がいつ、どんなときに役立つかなんて分からないけれど、家と学校、職場の往復だけでは退屈だし、世界は広いのだから知らないままでいるのはもったいない。


自然と、そう思うようになりました。


ちなみに、これまでの経験で活きているのは、初対面の人と自己紹介する際に、相手が出身地を大抵言うじゃないですか。
僕は国内ほぼすべて行っているので、相手の出身地に合わせたトークができるのは非常に役に立っています。笑
結構すぐ打ち解けられます。笑

仕事をしていると、特に自分で経営をしていると、日常の仕事に追われてなかなか新しいことにチャレンジしづらいですが、まだまだやりたいことはたくさんあります。

自分のためにもそうですし、今仕事として書いているストーリーに箔が付けられるよう、これからも新しいことに挑戦し続けたいです。

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今なら、分かります。
著名人の多くが、貯金よりも経験、という意味が。
同じ立場だとしたら、僕もそう言います。

だって、たくさんの人との交流と、経験があったから、今こうしてライフストーリー作家®︎として名乗れているのだから。

そんなライフストーリー作家®︎のツイッターはこちら

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