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認知行動療法(CBT)を無料で独習するには

こんにちは、すぱ郎です。

 何だか怪しい見出しの記事になりましたが、変な誘導とかはありませんので…。
 今回は、私が休職中にリワークに通って作成していたレポートの中で、参考にしていた資料が沢山ある事に気付き、そのうち無料で学べるサイトが2つほどあったので、「書籍を買ってまで勉強はしたくないけど、少し認知行動療法(以下CBT)に興味がある」人に向けて紹介してみようと思い記事を書いてみました。既にCBTを学んで取り組まれている方にはあまり参考にはならないかもしれませんが、2番目の資料は個人的に下手な書籍より分かりやすいと思うので、気が向いたら一度読んでみて頂いても良いかと思います。

 それと予め書いておきますと、個人的には「独習でCBTを学んでセルフケアの方法を身に付けるべき」とは思っていません。心理士や医師、リワークの支援員の方など関わっている様々な専門職の方に相談しながら進めるべきだと思います。
 ただ、人に頼るという事にもある種のエネルギーが必要で、そのエネルギーすらない状態にある人もいるかと思います。そんな方がまず自分で出来る事を探してみようと思ったときに、少しでも取り組むきっかけとして参考にしていただければ良いなと思っています。

1.厚生労働省のHP

 ベタですが、厚生労働省のサイトに心の健康を取り扱った上記ページがあります。下記の資料にめを通すと、一通りCBTの考え方や取り組み方は学べると思います(あくまで患者側として、ですが)。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/04.pdf

 更にさきほどのページに記載されている「こころの耳」というポータルサイトも、働いている人のメンタルヘルスに関する情報が沢山載っているので、セルフケアを学ぶのにはお勧めです。

2.こころのスキルアップ・プログラム

 認知療法、認知行動療法に関する書籍を多数刊行されている大野裕先生が代表を務める会社のサイトです。
 様々な情報が掲載されているサイトですが、個人的には上記ページの中段にある「こころのスキルアップ・プログラム」テキストの資料がとても読みやすくてお勧めです。先ほどの厚労省の資料はほぼ文字が多く少し読むのに疲れる印象がありますが、こちらの資料はカラーで図やイラストも使用されており、読む負担感も比較的少ないと思います。正直、書籍を買わなくてもこの資料を読み込めばある程度セルフでも実践できるんじゃないかと思います。

 いわゆる精神科デイケア(リワーク)に通うようになると、恐らくほとんどの施設で認知行動療法(もしくはACT)のような心理療法を学ぶ機会があるのではないかと思います。そういった場で、当事者と心理士の先生方とディスカッションする事も大いに意義があると思いますが、自身の知識としてこのような資料で独習する事も意義があると思います。
 もちろん、CBTに関する書籍はたっくさん出版されていますし図書館にも大抵置いてありますので、そちらで色々と読んでみる事もおすすめです。家族や友人が治療を受けていてどんなものなのか知りたい人などにもおススメかと思います。
 とりあえず、家のパソコンやスマホで少し読んでみようかなーと思った方は、今回紹介したサイトや資料に目を通してみて頂いても良いかもしれません。何かの参考になれば幸いです。それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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