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一番身近にある隠れた植物油

今日、渋谷でパーム油についてのお話と、その問題を考える会があったので参加。学びを箇条書きでまとめてみた。

★マレーシアのボルネオのアブラヤシから取れる実が「パーム油」である。
★世界で収穫している8割のパーム油は、マレーシアとインドネシア。
★パーム油はスーパーの大部分を占めるものに使われている植物油だが、商品表示には「植物油、オレイン酸、マーガリン。。。など」と書かれ、隠れた植物油と呼ばれている。
★ボルネオでアブラヤシを収穫し、その日のうちにパーム油を取得する工場があり、一連の流れに多くの現地の人の雇用になっている。
★もともとあった森林に置き換わって、アブラヤシの木が植えられている(⇨アブラヤシのプランテーション問題)以下の写真で、綺麗に整備されているエリアです。

参考リンクです↓


以下、問題になっていることをそれぞれの観点でまとめてみた。
【生態系】

  • 植物多様性の減少

  • アブラヤシのプランテーションにより森林が分断され、動物の住居が奪われている

  • オラウータンやマレートラなど絶滅危惧種になっている

【人間(個人)】

  • 現地には工場もあり、多くの人がパーム油の雇用で生計を立てている

  • 小規模農家の数が増えてきている

  • 「パーム油」をそもそも知らない

【企業】

  • ざっくりと「植物油」と商品表示に記載している

  • RSPO認証マークをつける必要がない(認証マークを付けていなくても売上に大きく影響がないため、わざわざ付けない)

  • パーム油を入手するまでのサプライチェーンなどの情報開示の透明性が低く、消費者への説明責任を果たしていない


ちなみに、問題を緩和するために生態系へのアプローチをしてきた。
①オラウータンが分断された森林を行き来できるように吊り橋が造られ、橋の渡り方を教えてやっと渡れるようになった。
②自然で暮らせなくなった動物を保護している施設がある。
   ↓(どういうことか翻訳をすると。。)
①吊り橋がないと、オラウータンが森林間を移動することができなくなり、
②人間のある種のサポートがないと生きていけなくなっている

このブログは読みやすく、吊り橋の写真も載っていた。
https://www.karrimor.jp/ambassador/taniguchi/t-40.html


私の消費者としての今後の行動

よく使用されている「植物油」について、ナチュラルでいいから購入していたが、パーム油を取得の過程で自然に負担がかかっていることを知った。

森林の保全を行いながら商品・サービスを提供している企業さんの見分け方をどんどん知っていきたいし、
大事なお金を、周りの人や環境に負荷をかけるようなものを支持するような使い方をしたくない。

「植物油」や「SDGs」など単語に惹かれることなく、中身をみて説明責任を果たしている商品かどうかを見ることが消費者の大事な役割かな^^

持続可能なパーム油の見分け方は、グローバル認証システムである、
RSPO認証マークの有無

RSPO認証について 参考リンク↓ 


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