成長できたと思えたあの日のこと
あなたが最近、成長できた、自信が持てたと思う日はいつのことだろう。ぼくにとってはその日はそう簡単には訪れてくれない。非常に限られた日だ。でも、ぼくたちは働く以上、成長を求められないでいられない。そのジレンマこそが仕事人生というものなのか、いまのぼくにはわからない。
成長できたと思える日を増やすためにその日の共通点をぼくは考えてみた。
ひとつには、それは何か新しい挑戦をしたあとに訪れるということだ。営業から人事評価コンサルになったとき。人事評価コンサルを超えて教育コンサルにチャレンジしたとき。人事評価サービスの責任者になったとき。教育サービスの責任者も兼務することになったとき。成長にはチャレンジが必要であるように思える。
ふたつめは、困難が伴うことだ。ひとつめの新しい挑戦に付随してついてくることが多い。困難のない新しいチャレンジに成長を感じられない。困難と成長とはセットらしい。働く上でぼくたちが成長を求めずにはいられないのなら、ぼくたちは困難も同時に求めないといけないのだろうか。人生とはほんとうに厳しいと思う。
でも、よく考えるともうひとつの共通点に気づいた。それは、自分が成長した事実を、成長の物語を、“探したかどうか“ということだ。ぼくたちはどうしてか、自分に100点を求めてしまう。90点では自分を許せない悲しい性がある。そうして、今ここにいる成長した自分を覆い隠してしまう。だから、成長した日をさらに増やすためには、成長を探すことが重要なのではないか。
成長は追い求めるのではなく、今ここにあると感じること、成長した自分を探すことが重要なのかもしれない。ぼくたちは日々あたらしい経験をして、刻々と、今も成長しつづけているのだから。
人生はなるべくしてなるように展開している。
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