見出し画像

組織・人事課題あるある!その原因と解決策をまとめてみようと思う

ぼくは2006年に新卒で組織開発コンサル会社で働いてから、14年間、ほぼ一貫して同じ業界で働いている。名古屋、神戸、東京とさまざまな場所で働き、さまざまな業界において、さまざまなテーマでお仕事をさせてもらっている。

そんななか思うことは、組織や人事に携わる人材の育成が非常に難しい、ということである。組織課題や人事課題はその種類はそう多くはないものの、その原因が無数にあり、解決策の選択肢も多くあるため、その道の熟練者がなかなか育たないのだ。

たとえば、社員の離職の原因はかんたんに考えるだけでもいくつかある。一つは、採用段階での問題だ。採用段階の問題がクリアになったら、入社後のオンボーディングの問題かもしれない。職場の人間関係、本人の能力と仕事の難易度の合致度が悪いのかもしれない。人事評価の問題の可能性もある。

その解決策もかなりある、採用段階において採用要件の定義の見直し、求職者に対する適性検査の実施。オンボーディングにおいてはパルスサーベイの実施、中途入社者のコミュニティづくりなど。教育研修の実施も可能だろうし、人事評価制度の見直しも有効かもしれない。このように、組織・人事課題の原因と解決策は無数にある。だから、難易度が高いし熟練者が育ちにくい。

熟練者が育たないということは、その領域が発展しないことを意味する。(採用は市場が大きいが、それ以外の人事、組織の領域の市場はその10分の1以下しかない)

そのとおり組織開発は1980年代以降、日本では衰退してきた。人事にて採用に従事していたり、人材系の会社に勤める営業はごまんといても、組織開発に従事している人にお目にかかることはかなり少ない。(というより自分が組織開発に従事していると認識している人が少ないというのもあるかもしれない)

そのような状況に置かれている組織開発の発展を願い、“組織・人事課題あるある!“と題して、ぼくの持ちうる経験と知識をすべて注ぎ込み、ある組織・人事課題に対して、その原因と解決策を体系的にまとめていこうかと思っている。どれだけ読んでくてる人がいるかはわからないが、書いてみる価値があるかもしれないと思っている。

まずは、社員の離職編として、このあと書き始めてみようと思う。興味があったらぜひ読んでみてほしい。

サポートいただいたお金は、“誰もがが自己実現できる社会をつくる”ために使わせていただきます。