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「何も起こらない。」ようにできることをやりまくることの価値。

「子どもたちにライジャケを!」の活動のゴールは「何も起こらない。」こと。そして、この活動の意味がなくなることです。「えっ?ライフジャケット?そんなん当たり前やん。」って言われたら、活動を終えたい‥‥って本気で思っています。

ただ、これまで活動を続けてきて思うことは、活動をすればするほど、メッセージが伝われば伝わるほど「何も起こらない。」ってことです。「ライフジャケット」を準備したり、水辺の安全について伝えれば伝えるほど、もしかしたら、それを知らずに遊びに行っていたら、おそらく危なかったことの多くはなくなっているかも‥‥と思うのです。

やればやるほど「何も起こらない。」。伝えれば伝えるほど「何も起こらない。」。やっている方には手応えはないけれど、ものすごく価値があることだと思うのです。

立ち上がってくれても「何も起こらない。」

自分自身は、そんなことも考えながらやっているけれど、考えていかないといけないのは、協力してくださっている行政の方や、一緒に頑張ろうって思って立ち上がってくださった方のこと。

たぶん「よし!」と思って、協力してくださったり、いろんなことを犠牲にして活動してくださったりしていると思うのです。ただ、やればやるほど「何も起こらない。」のです。もしかしたら、ただただ煩雑な「ライフジャケット」の管理の業務があります。洗ったり、乾かしたり‥‥。それなりに場所を取る「ライフジャケット」を出したり、片付けたり‥‥。

今やっていることの価値をしっかりと感じられているかどうか。「何も起こらない。」ってことにやっていることの尊さを感じられるかどうか。そんなことを考えているのです。間違いないことは、「ライフジャケット」についての動きを作ることは、とても価値があるってことなんです。

なかった時のことを少しイメージしてほしいのです。

もしも、「ライフジャケット」の準備をしていなかったら‥‥。もしも、「ライフジャケット」のレンタルをしていなかったら‥‥。もしも、水辺の安全のことを伝えていなかったら‥‥。水辺の事故は、事故が起こってしまったとしたら、命に関わるのです。

つまり、もしかしたら命を落としてしまっている子がいるかもしれなかったということ。もしかしたら、この先にこの子達が親になった時に危ない目に遭っている子がいたかもしれない‥‥ってこと。

成果は確かめることができないのです。

でも間違いなく、やっていることには価値がある。やっていることは成果につながっている‥‥そう考えてがんばってほしいと思っています。みなさんには、こういった活動をしている人を見たら、せめてぜひ励ましてあげてほしい‥‥と思っています。

子どもたちの命を守ることって、こんな感じのことが多いのかも‥‥と思っています。ドカーン!って話題にはなりにくいけれど、手応えはあんまりないけれど、考えてやっていくことは、全く見えにくいけれど、成果につながっている。そう考えてやっていきたいと思っています。

ぜひ、みなさんのご意見も教えていただきたいです。どうぞよろしくお願いします。

想いはただ1つ‥‥子どもたちの命を守ること。

「子どもたちにライジャケを!」
http://www.ajistone -hitoshi.com




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