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【競馬にハマった末路①】

 僕は、22歳大学生。最近部活の先輩に教えて貰って競馬を始めた。なんと100円から楽しめるという、これなら少額すってもそこまで損ではないし、むしろ初めてのことに大人になった気分だった。競馬を始めて半年が経ち、有馬記念の時期がやってくる。初めての競馬場での観戦。臨場感と高揚感で、いつもよりハイになっている感覚が自分でも分かった。色々教えて貰いながら、自分でも下調べをしていたので、3連複で勝負した。各100円で計35点の3500円。なんとなんと、的中!しかも万馬券と言われる2万円を超える払い戻し。もう天にも登る気分だった!帰ってから、しばらく興奮が冷めなかった。次の日も同期の友達に自慢しまくった。自分にはギャンブルの才能があるのかもしれない。しばらくこのまま土日稼いでいれば、バイトもしなくてもいい。さらにバイト代を全額注ぎ込めば、さらに余裕ができ、彼女にも見栄を張れる。こんな妄想が次から次へと止まらなかった。この時、僕があんなとこになるなんて知る由もなかった、、、(②へ続く)

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