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未完成に生きたいぼくは芸大に通うことにした。 | ある芸大生の雑記録 | 210816 | #1

今年4月に京都芸術大学芸術教養学科イラストレーションコースに入学してから5ヶ月目にはいった。仕事をしながらオンラインで学んでいる。このプロセスを楽しむために、今月から毎週記録を残すこと、毎月特集を組むことの2点を試していくことにした。今日はその初回。まずは書くことを習慣にしていこう。

■芸大生としての日常

7月に「イラストレーション演習II-2 | アートディレクション」を受講し、学びのリズムがようやく安定してきた。安定するまでに3ヶ月。まったく順調ではないけど、門外漢から始め、続けている自分を肯定したい。

8月のメインは「イラストレーションII-3 | イラスト実習I」。オムニバス型の授業で、まずは砂糖ふくろう先生のクロッキーの授業を学ぶ。スケッチブックに毎日、点や線、四角や丸を描いていく。『5分間で人物をとらえる!クロッキー20日間速習帳』も買ったが、こちらは積読。

■8月の特集「カンディンスキー」

今月の特集は「カンディンスキー」。芸大に入学するきっかけになった人物のひとりだ。手元に2冊の本を準備し、Googleで画像検索、動画検索もしながら、読みつつ、手を動かしつつで進めている。

■Art in Focus !

雑貨を集めるように、その週に心がぴくりと動いたものをコレクションしています。今回は例えばこちら。


0811 | 上田正治写真美術館を訪れる。5年ぶり2度目。

0813 | アニメーション映画監督・細田守の最新作「竜とそばかすの姫」を観る。

0815 | 『YOKOO LIFE』を読む。

いま描いている、この絵のことですけどもね。いずれはこの顔を「チョンチョン」と点で描いたほうがいいんだろうな」ということに、いま気がついたとしましょう。でもそれは、いまやってもダメなんですよ。そのチョンチョンとやっても平気でおれる状態に、まだ自分が至っていないときは、わかっていてもその前段階でモタモタしなきゃいけないことがある。
横尾忠則『YOKOO LIFE』、ほぼ日ブックス、2021年、152頁。

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