未経験でWEBマーケターに転職するまでに工場勤務の僕がやった全てのこと
先日、約3ヶ月の転職活動が終わり、無事に「教育系ベンチャー企業のWEBマーケター」として内定をいただきました。
なので、今回は前職は工場で品質管理をやっていた畑違いの僕がどのように「未経験でのWEBマーケター転職」を成功させたかについてまとめていきます。
僕自身が「転職活動中にこんな情報あったら良かったな」という内容を中心に、Google検索にはない情報を6ステップで解説していけたらなと思います。
また、少し長丁場になるので、興味がある部分へ見出しから飛んでもらっても構いません。なので、ぜひ最後までお付き合い下さい。
*動画を追記しました
この記事の評判
①WEBマーケティングを通して実現したいことを考える
WEBマーケ転職というか、転職活動全般に関して言えることとして、まずは「転職で何を実現したいのか?」というところを本気で考えないと、通常業務と並行しながら転職活動なんてモチベーションが続きません。
なのでまずはその「WEBマーケ転職」を通じて叶えたいことをまずはじっくり自分と向き合って考えてみましょう。
僕が実現したいことは次の通りです。
「WEBマーケティングを通して、人の成長やキャリアを支援したい」
これが大きな太い私の転職活動の軸になりました。
これ以外にも両親の面倒を見れる距離から仕事をしたい、リモート可能など条件はありましたが、大きな軸はこれです。
僕の場合は前職にものすごく大きな不満やネガティブな感情があったわけでもないのですが、この思いが強まり転職活動に至りました。
この思いの高まりの背景はこちらの記事で書いています。
また、リンク先の記事は「やりたいことが見つからない」や「現状は何となく嫌だけどどうしたら良いか分からない」という方向けにも参考になるかと思うので、興味がある方はぜひ。
このステップは自分の生き方を決める大切な部分になります。ぜひ、自分のやりたいこと、成し遂げたいことに関して、転職活動を始める前に考えてみて下さい。
キャリア形成を考える上で参考になった本のリンクを張っておくのて、ぜひ参考にして下さい。
②志望企業向けに実績を作る
僕の転職活動の軸の例を挙げると「WEBマーケティングで人の成長やキャリアを支援したい」です。
これから考えられる志望企業になるであろう企業の属性は以下のような感じになります。
・教育系
・キャリア支援系
そして、その企業でWEBマーケティングをしたいと考えると、かなり企業自体も絞られますがやることも絞られます。
具体的に僕がやったことは「実際の英語勉強を支援するサービスを使い、その感想をブログで発信する」です。
多くのWEBマーケターの先輩方が言うように、ブログでの発信はWEBマーケティングの知識をつけ、実践するには最適かと思います。
理由は5つです。
① 予算がかからない(約10,000円程度)
② WEBサイトを立ち上げの経験ができる
③ コンテンツ作成の知識・経験がつく
④ SEOを実践できる
⑤ WEBサイトのアクセス解析の方法が分かる
実際に私自身も2年近くブログ運営をしてきましたが、この周辺の知識と実践経験をつけることができました。
また、ブログを使った未経験でのWEBマーケティング職への転職を成功させた先輩方も同じ意見をそれぞれのメディアで書かれています。参考までに、皆さんの記事のリンクを以下に添付させていただきます。
・Tsuzukiさん(@1276tsuzuki):未経験からWebマーケティング業界へ転職する方法【体験談あり】
・氷犬さん(@icedog_410):Webマーケティング会社に未経験で転職する手順まとめ【体験談あり】
・テツヤマモトさん(@okapo192):未経験でWEBマーケターに転職できた裏技「勝手にマーケティング」
・うーたさん(@u_ta_kasou):副業ブログでWebマーケ会社に未経験で転職したので、やってきたことを全部話す
・ひびさん(@kaeru_sippo0201):「ブログがきっかけでWebマーケ会社に転職した話」を過去の自分に伝える記事
・カズさん(@kazu_1225_):未経験者がWeb業界に転職するならエージェントに頼るのはNG【最適な利用法】
またブログ運営に加え、自分の行きたい業界のサービスなどを実際に使って、それをブログで発信することで、WEBマーケティングの知識だけでなく、志望業界に関する知識もつけることができるので、おすすめです。
...とまあ書いてみたものの、ぶっちゃけ全て後出しじゃんけんです..笑
上の話は経験から言える「こうやったら良かったな〜」と心の底から思う戦略的な方法です。
リアルな話を書くと、ブログを始めた理由は「何となく今の会社でパッとしない生活を変えたい」と考えたからです。
そのブログのコンテンツを作る上で、英語を勉強し、その過程を発信しました。
それを継続していたら、ブログを通したWEBマーケティング活動、そして教育(英語勉強)やキャリアに興味を持ち始め、やっと転職活動に至ります。
ここまで約2年がかかりました..
結果的に様々な行動を繰り返したらこそ、見えてきたのが自分の今のキャリアの指針です。
ただ、もしあの時、キャリアに「モヤモヤ」を感じた時に、自分のことを見つめ直す時間を持っていたらもう少し早く選択、そして行動ができたかなと思う時があります。
なので、今昔の僕のように現状に「モヤモヤ」を感じ、その解決策が「WEBマーケ転職」にあると自己分析の上思うなら、ぜひ上記で書いたように戦略的に実績を作ることをおすすめします。
また後出しじゃんけんではありましたが結果的に私の「ブログの小さな成果」と「英語勉強の発信経験」を買っていただき、転職先から内定をいただいたのは間違いありません。
以下に数字的な実績を載せておきますので、こんなレベルでも転職できるんだと勇気を出してもらえると嬉しいです..笑
PV数:約7000〜10000
収益:約30,000円(最大値です..笑)
TOEIC点数:825点
英語系の記事:30
③転職サイト・転職エージェントに登録
僕が実際に登録していたのは以下の通りです。
<転職サイト>
・エン転職
・キャリトレ
・Wantedly
<転職エージェント>
・エンエージェント
・ワークポート
・マイナビジョブ20's
この中で実際に良かったなと思うサービスの1〜3位を以下に示します。
1位:Wantedly
2位:エン転職
3位:ワークポート
2位のエン転職はサイトが使いやすく、求人の幅も広く日々の情報収集に役に立ちました。
また、転職エージェントも最低1社は登録しておいた方が良いかと思います。
転職エージェントでは、書類作成の方法や転職活動の全体の流れを教えていただけるので、転職初心者、そして未経験からの転職の場合には心強い味方になってくれます。
そして、その転職エージェントの中でもワークポートは初回の面談時に紹介していただいた未経験採用のWEBマーケ求人が他社より多かったです。
(なぜかマイナビからは面談後連絡がなかった..)
また、書類の添削もこちらからお願いせずともやっていただけ、また継続的に求人情報もいただくことができました。感謝が深い!
そして、僕が転職活動中、1番酷使したのが「Wantedly」です。
Wantedlyはスカウト型の転職サイトで自分の経歴に興味を持った企業様から連絡をいただくことができます。
実際に僕も3ヶ月で3社からスカウトの連絡をいただきました。
企業様がわざわざスカウトをくれるサービスなので、当然自分の経歴はきちんとサイトに登録する必要があります。
実際に私も以下のようなポートフォリオ書類を作成し、Wantedlyのマイページに登録しました。
ちなみにこちらのポートフォリオは以前、テツヤマモト(@okapo192)さんという私が勝手にベンチマークしている方が作られていた資料を参考にさせていただきました。
上のポートフォリオはブログをベースに書いていますが、もちろん本業の仕事に関しても記入する欄があるので、そこもしっかり埋めるようにしましょう。
僕の場合は厳密にはスカウト経由ではなく、自分でWantedly経由で内定先の企業に連絡を取り、面接の時間をいただき、採用フローにのせていただきました。
また、僕がWantedlyを1番酷使した理由が「企業の価値観が分かりやすい」という点です。
この理由はWantedlyの会社ページの中に、会社のストーリーに加え、そこで働く個人のストーリーや価値観が共有されているからです。
<SHE株式会社様のページを参考>
「どんな思いで働いているのか?」
「なぜ、その場所を選んだのか?」
これがリアルな言葉で書かれているので、自分がその会社に入った後に何ができるかをより具体的にすることができると思います。
個人的に「会社の価値観」と「自分の価値観」の重なりは会社選びではかなり大切な要素なので、ぜひそれを理解する上でもWantedlyを利用してみて下さい。
④職務経歴書でブログの成果をアピールする
転職時に主に必要になる書類は2つです。
① 履歴書
② 職務経歴書
履歴書は基本的にはマイナビやエン転職など大手の転職サイトに載っているフォーマットや書き方をベースにすれば問題ありません。
また、職務経歴書に関しても転職サイトに登録すると、具体的なフォーマット例をダウンロードできるので、ベースはそれで良いかと思います。
私自身はエン転職さんのフォーマットを使用していました。
ただ、内容はしっかりWEBマーケ転職用にアップデートする必要があります。
上が実際に僕が書いた職務経歴書の例になります。前職に関わる部分はコンプライアンス的な問題もあるので、隠させていただいています。
見ていただけると分かるようにがっつり「ブログ運営推しの職務経歴書」になっています。
僕の場合、何百万もアフィリエイトで稼いだという華々しい実績はありませんが、「小さな成果」と「業界への興味」が伝わるように書きました。
それが良かったのかは分かりませんが、書類審査で落ちる経験はせずに転職活動を終えることができました。
また、当然のことですが「前職での成果」はきちんと書きましょう。
未経験での転職だから関係ないと思う人も多いかと思いますが、そんなわけはありません。
「会社にどう貢献したか」
この過程が転職先でのあなたの活躍を想像させる最大の材料になります。
なので、ブログ運営だけでなく、現職でも「職務経歴書で書ける仕事」をすることを心がけましょう!
職務経歴書を書く上で私が参考にしたのは転職Youtuberのサラタメさんの以下の動画になります。
めちゃくちゃシンプルかつ本質的でなんどもループして見ました..笑
⑤面接対策はきちんとする
当たり前のことですが、面接対策はきちんとしましょう。私が実際に行った対策は以下の通りです。
① 職務経歴書の内容をスラスラ言えるように声を出して練習
② 自分のストーリーをきちんと説明できるようにしておく
①は読んで字のごとくですね..笑
企業様に提出する書類を自分で説明できないのは社会人としてアウトだと思うので、そこはきちんと対策打ちましょう。
そして、個人的に②は「未経験で転職する」場合はかなり重要な部分かと思います。
実際に「自分のストーリー」とは何なのかを以下に示します。
なぜ今の会社を選んだのか?
↓
なぜ転職しようと思ったのか?
↓
なぜその業界を選んだのか?
↓
なぜ職種を変えようと思ったのか?
↓
なぜその会社に転職したいのか?
↓
転職先で何を成し遂げたいのか?
つまり、自分の社会人生活をきちんと理由付けしながら説明できることが「自分のストーリーを説明する」ということです。
実際に受けた全ての会社でこれ関連の話は聞かれました。
未経験での転職の場合、基本的には今までのキャリアとは180度異なる場所に向かうことになります。
なので、ここをロジカルかつエモーショナルに説明できないと、ただの「芯のないやつ」と思われる可能性は否定できないので、注意しましょう。
それを踏まえてもやはり自己分析がめちゃくちゃ大切なのが分かりますよね。
なので、そこはじっくり立ち止まって自分を見つめ直す時間を作りましょう。
また、私が実際に受けた質問を覚えている限り以下にまとめたので、面接対策の参考にしていただけると嬉しいです。
(写真にしているのでダウンロードして使ってみて下さい)
⑥ 内定・条件交渉
最終面接を無事通過したら、条件交渉をし、内定となります。
転職エージェントさんに求人を探してもらう際に、年収希望を伝える時にも言えるのですが、やはり未経験での転職になるので、基本的に年収アップを目指した交渉をするのはやめましょう。
特に私のように大手企業出身だと福利厚生、年収面で確実に質は下がることは覚悟しておいた方が良いと思います。
その分、自分のやりたいこと、そして働きやすさは手に入るはずなので、個人的にここは我慢する部分かなと考えています。
まとめ
① WEBマーケティングを通して実現したいことを考える
② 志望企業向けの実績を作る
③ 転職サイト・転職エージェントに登録する
④ 職務経歴書でブログの成果をアピールする
⑤ 面接対策はきちんとする
⑥ 内定・条件交渉
今回は「未経験でWEBマーケターに転職するまでに僕がやった全てのこと」を6ステップにまとめました。
Google検索では出てこない「生の声」を意識して、痒いところに手が届くように記事を書いたつもりです(できたかな..?)
また「もっと具体的に職務経歴書に何を書いたのか知りたい!」や「自己分析ってどうやったの?」などの質問があれば連絡いただければ詳しくお答えできると思います。
Twitterアカウント:@nymgfornew
記事への返信でもTwtterへのDMでも構いませんので、どしどし連絡待っております。
内定先は「事業会社のWEBマーケティング担当」
僕自身は「教育事業を行う会社のWEBマーケティング職」での採用をいただくことができました。
しかし、WEBマーケティングと言っても色々あって、それがごちゃ混ぜになっているのが分かりづらい部分ですね。
なので、ここではそれを一旦整理していきます。まず、会社の属性を大別すると2つに分かれます。
①他社の事業をWEBマーケティングを支援する「支援会社」
②自社の事業をWEBマーケティングで広める「事業会社」
・支援会社
支援会社を一言でまとめると「他社のWEBマーケティングをコンサル」をするイメージです。
実際に私自身も内定を決めた会社ともう1つ内々定をもらっていましたが、そちらはB to B企業のWEBマーケティングを支援する会社でした。
具体的には集客に結びついていないWEBサイトを運営する企業に「WEBサイトのアクセス解析支援」や「SEOコンサル」をして、その企業やその企業のサービスを広げるといったサービスを展開している企業でした。
また、WEBマーケティング支援会社では上記の2つ以外にも様々な手法を用いて他社のWEBマーケティングを支援します。
・WEB広告
・SNSや動画
・マーケティングオートメーションツール
また、アフィリエイターには馴染み深いASPなども広くはWEBマーケティングの支援会社と言えるでしょう。
簡単にASPを説明すると、ある商品の広告を出したい人(いわゆるアフィリエイターやブロガー)とその商品の広告主をつなぐサービスのことです。
・事業会社
事業会社のWEBマーケティング職では「自社のサービスを広げる施策を打つ」ことが仕事になります。
ちなみに私がいただいたオファーレターの中身はこんな感じでした。
<業務内容>
・マーケティングデータの収集・分析
・WEBマーケティング戦略の立案・実行
・運営サイト分析・改善提案
・各種SNS活用の検討・企画・運用
つまり、自社サービスを広げるためにWEBでできるマーケティング施策を打ちまくる仕事ということですね。
(忙しくなりそうだぜ..笑)
支援会社とは異なり、何かの施策に特化していないのが特徴ですね。
また、個人的には他社のサービスではなく、自分が気に入ったサービスのマーケティングを担当できるのが事業会社の良いところだなと思います。
最後に
まとめの後に自身の内定先の説明とWEBマーケティング会社の説明をさせていただきました。
少しでも皆さんのWEBマーケティング職への解像度が上がってくれたら嬉しいです。
また僕はブログに2年前に出会い、そのブログを使って新卒で入社した会社を辞め、転職します。
大げさかも知れませんが「ブログで人生変わった」と思っています。
なので、ブログを頑張る皆さん、そして自分の人生やキャリアを良くしたいと思う皆さん、ぜひこのnoteを読んでくれたら連絡下さい!
友達になりましょう..笑
そんな仲間と繋がるきっかけにこの記事がなったら嬉しいです。
長文失礼しました。やなでした。
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