見出し画像

カルチャーショック。お正月が年に4回ある国@マレーシア

あけましておめでとうございます🎍

皆様どんな年越しを過ごしましたか?
私はコロナで年末年始の帰国が叶わず、今年は3年ぶりにマレーシアでの年越しでした。

そうそう。ここ、マレーシアでは年に4回、新年がやってくるんですよ!

1月1日
旧正月
ハリラヤ
ディパバリ

1月1日

年が変わるタイミングとなるので、どの民族の人にとってもHappy new year!!ですね。みんなが祝うけど、マレーシアの中では、1番あっさりしたお正月(新年)かもしれません。

お正月といえば、なんだかソワソワした、ウキウキした気分になるんだけど、あれは、周りの環境があってこそ。
つまり、マレーシアでは正月は自分で作り出さないと、ゼロ!なので、昨日は気持ちばかりのおせち料理と、今日もお雑煮でお正月を祝いました。

合言葉は、Happy  New Year!!

旧正月

中華系のお正月で、時期は大体1月下旬から2月頃にあり、年によって日にちが変更します。
毎年、旧正月前になると、街が真っ赤に染まりはじめ、スーパーやラジオからは、恭喜〜恭喜〜♪と、正月の歌が流れ出し、縁起物のみかん🍊が、至るところで売られ始めます。
実は、旧正月で1番大切な日は、大晦日の夜だそう。その日は家族が集まりみんなでご飯をたべます。旧正月の間は、ライオンダンスと太鼓のリズムがいろんなところから聞こえてきて、気分も盛り上がります!
そして、旧正月は2週間続きます。

合言葉は、恭喜發財!(コンシー・ファーツァイ!)

ハリラヤ

マレー系のお正月で、毎年11日ずつ前にずれていきます。
旧正月の色は『紅』でしたが、ハリラヤの色は『緑』。また、ハリラヤ前には、ラマダンと呼ばれる断食を1ヶ月行い、断食明けのお祝いが、ハリラヤ(ハリラヤプアサ)になります。
断食は日が登って沈むまでの間の飲食が禁止となり、イスラム教じゃない人は、強制されません。
ラマダン期間中は毎日、ラマダンバザールと呼ばれる市場が至るところで開催され、この時期しか食べれないものもあって、イスラム教以外の人も楽しめます。ハリラヤはなんと、1ヶ月続きます!

合言葉は、Salamat Hari Raya! (サラマ・ハリラヤ!)

ディパバリ

インド系のお正月で、毎年10月から11月頃になります。ディパバリは別名、光の祭典と呼ばれており、カラフルなとても鮮やかな色が特徴です。
また失われた魂が現世に戻ってくる時期と言われ、オイルランプ🪔に火を灯して盛大に祝います。
そして、ディパバリといえば、Kolamと呼ばれるお米や砂を染色したもので描く絵!これがめちゃくちゃ繊細でとても綺麗なんです。

合言葉は、Hapy Deepavali!(ハッピーディパバリ!)

画像2


各お正月前には、それぞれの民族のお年玉袋がお店や企業で準備され、ハンパーといわれる、色んな詰め合わせの贈り物セットや、それぞれの時期にのみ売り出される、オープンハウス用のお菓子が並びます。それを見ると各民族、お正月用気分が盛り上がり、ウキウキするようです😊

マレーシアの各民族、どのお正月にも共通するのは、お正月には新しい服を新調し、オープンハウスといって、家族はもちろん、友人や近所人を招きあうこと。マレー系のオープンハウスは、首相や王様も行っていて、宗教に関係なく一般人も参加できます!
そして、民族が違っても、合言葉を掛け合います。

お正月の間(数日)は、お店が休みになったりすることもあるので、注意は必要ですが、日本では中々体験する事ができない各民族のお正月を体験しにマレーシアへ来るのはいかがですか?



サポート頂いたお金は、家族のハッピー貯金に使わせていただき、クスッと笑えて、へぇ〜と思える記事につなげます🙋‍♀️