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フィンランドに行きたかった理由と私の身体について

私に関すること他にも
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初告白

夏の北欧が人気なのは、過ごしやすくて快適だからっていうのが理由の一つとして挙げられると思うんだけど、私の場合はこの特徴的な身体がそれを更に強く感じさせてくれました。

体温調節とか人間の一機能として大切な役割を果たしている発汗。それが全く出ないのは問題かもしれないけど、出すぎてもそれはそれで問題。いや問題というか厄介かな。非常に厄介。

私は子供の頃から自覚症状があって、母と病院に行ってみたり手術をしたという男性を訪ねて行ったりした記憶がおぼろげながらあるし、大人になってからもインターネットで情報を得たりしてました。

今は、もう付き合っていかないといけないものだろうねと思ってて情報収集もほとんどやってないかな。

あ、私みたいに周りに言えずに隠している人も多いから知らない人もいると思うけど、多汗症っていうやつです。

多汗症には全身に汗が増加する全身性多汗症と体の一部に汗が増える局所多汗症があります。全身性多汗症には特に原因のない原発性と感染症、内分泌代謝異常や神経疾患に合併するものがあります。局所多汗症も原因のわからない原発性と外傷や腫瘍などの神経障害による局所性多汗症があります。原発性局所多汗症では手のひら、足のうらや脇という限局した部位から両側に過剰な発汗を認める疾患です。//日本皮膚科学会  https://www.dermatol.or.jp/qa/qa32/q01.html

なーんだ、汗ぐらいみんなかくし、ただの汗かきってことでしょって思ったそこのアナタ。それとはそもそも違うし何といってもただの汗かきレベルではありません。

それってどんな感じなの?

状態により段階があるけど、私はレベル3。で、手のひら発汗を勝手に「てあっさー」と呼んでいます(笑)

レベル1:触って湿ってるって分かる

レベル2:見て分かる

レベル3:滴り落ちる

子どもの頃、「大丈夫だよ。大人になったら乾いてくる、落ち着くよ」って言われてたけど、未だにレベルは維持したまま!出すぎてたまに自分で驚きます。

おかげでこれまでたくさんほんとに数えきれないほど嫌な想いとか不快な気持ちとか我慢を味わってきました。そしていつも人知れず気を遣ってます。

着たい服が着れない

履きたい靴が履けない

メイクがしづらい

スリッパ・ぞうりが怖い

タオルが手放せない

物を握れない

紙はヨレヨレになる

・・・etc.

普通の人が普通にできる当たり前のことが制限されるのです。

何より恥ずかしさゆえ人に言えない

→気持ちにフタをしてひた隠しにする

→いろんな場面で消極的になる

→なんか疲れる and 人に壁があるように感じられる。

異性に臆病なのもこれが大きく関係してるんだな私は。そして症状が出るのは気温が関係しているのかというと、私の場合100%そうというわけでもない。

快適な場所を求めて

真夏のヘルシンキにフォーリンラブしたのも、憧れの場所だったっていうのももちろんあるけれど、このてあっさーの症状がすこぶる落ち着いていたから、最高に過ごしやすくて感動したっていうのが大きいかも。

それで、心地よく「住める」場所を求めて、フィンランドよりも移住がしやすかった同じくヨーロッパのオランダを下見に行ったりもしたけれど、どうにかフィンランド移住体験を果たせました。しかし結果はというと・・

なんと。マイナス25℃とかでも出てましたー!

てあっさーってすげーな!自分すげーな!ってほんとに思いました。

三十路半ば。これまでどうにかこうにかここまできたけれど、いつでも安定的に手足がさらさらでそこに何の不安も心配もない人ってやっぱりとってもとっても羨ましいしとっても憧れます。

いつの日か日常的に感じるこの不快感から解き放たれる時が来るのだろうか。そしてこんな特徴的な症状のわたしをそれでもいいと言うステキなパートナーはどこにいるのだろうか。

っていうか初告白ってことだけど、どうしよ。既に誰か知ってたらw頑張ってひた隠しにしてたのは無駄苦労だったってことかw

まぁそれはそれでイイことだ。

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(ヘルシンキのクリスマスイルミネーション)

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