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販売のしごとで一番大切にしていること。

たまには仕事寄りなnoteを。


販売という職業に未だに違和感を持つ自分がいる。

私は特別トーク術がうまいわけでもないし、話を聴く力や商品アピール力、数字への強い執着心もなければ同僚への競争心も薄い。


就職氷河期と言われたあの時代、片っ端から面接を受けその分何社も落ちて最終的に縁があって始まった仕事だった。


9年間ここまで働き続けることができていて、販売金額が右肩上がりになった理由は、ひとつ。


「目の前の人になにかを渡すこと」

それに尽きると思う。


ここまで6箇所異動して、まったく売れない時期もあったし同期との競争心をむき出しにして周りは頑張っていたけど、いわゆるそういう系の争いはしたくなかった。能力は個人個人によるものだし、自分との比較だけで十分なんじゃないかな、と。(これがゆとりと思われる要因なのかもしれない。)

周りの人とうまく折り合いをつけながら協力して、自分に直せることは直す。プライドは高くないつもりだけど、そんな意識は絶えずあったと思う。


ただ、それだけでは結果はついてこないと思う。


入社2年目の頃に、その当時30代で結果を出している切れ者と仕事をする機会に恵まれた。


その人から教わったことは「店のコンセプト」を決めること。

指針をもらったことで、商品を売る、数字を上げる、販売員としてお客様をもてなすこと以外にもっと人間同士の関わりを持つべきなんだと学んだ。



それからの私は、接客やモノを販売することに加えて目の前の人になにかプラスアルファで届けようと意識し続けた。


それは時に、話を聴くことだったり最近行った素敵な場所を教えることだったり。お仕事の悩みを共有することもあった。



どうやったら売れますか。

どうやったら仕事が楽しくなりますか。


後輩が増えるにつれ、よく聞かれるようになった。



前述のとおり、わが身を振り返ってみると大したことはしていない。

モノを売るということを一番に持ってくるのではなく、目の前の人に何かしてあげることはないか、と探るその心が一番大事なんだと思う。

クレームに備えてきちんとマニュアル通りにやることももちろん大切だけど、結局は人の情熱や真心のような昔からある商売人の心意気があるから買う方も楽しい気分になるんだよなあ、と。


今はオンラインで何でもできるし、下手に時間を割かなくても良いというメリットは私も大いに賛成するけど、本当の買い物の楽しさはだれかと何かを共有することに尽きると思う。


楽しみな予定、それを身に着けたときの気分を先取りして、しかもそれを共有して、当日までドキドキしながら待つあの感じ。


それを汲み取らない限り、いくら数字を伸ばしたくても伸ばせない。

それが私の経験論です。


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