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お昼前の電話
司法書士の業務として相続の相談を受けることがありますが、最近、ある法則を発見しました。それは、相談の予約・相談日時のタイミングと円満な相続の関係性です。
まず、相談の予約のタイミングです。この法則に当てはまる相談者は、お昼前の電話で予約をされます。次に相談日時のタイミングです。希望される相談日時は、電話をかけた当日の夕方です。相談の場には、親族の大部分が参加されます。そして、この相談者の相続手続きは、スムーズに進み、争いごと、もめ事とは無縁のまま終了します。
この法則を表すと、次のとおりです。
お昼前の電話予約 + その日の夕方の相談 = 円満な相続
よくよく事情を伺うと、葬儀や火葬の合間に予約の電話をかけたことがわかりました。葬儀、火葬などが終了し、親族の大部分が揃っているタイミング(葬儀・火葬の日の夕方)で「みんなで司法書士の事務所へ行こう!」となったようです。
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葬儀、火葬の合間に電話予約を行い、当日に相談に来たということは、葬儀、火葬の合間に相続手続きについて親族間で打合せがされたことになります。葬儀、火葬の当日に相談を実現するには、亡くなった方が生前に遺産の分割方法を親族に伝え、親族もその意向を尊重し理解しているのでしょう。
この法則は、亡くなった方が生前に遺産の分割方法を親族に伝え、親族もその意向を尊重し理解していること、親族間においてもスムーズなコミュニケーションが図られ、良好な関係性が築かれていることにより成立しているのではと、ちょっとした発見に感慨深くなった今日この頃です。
司法書士 M.H
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