(社)ライフデザイン専門家協会ALDE

「人生をトータルコーディネートする」ことを目的に名古屋で活動している、一般社団法人です…

(社)ライフデザイン専門家協会ALDE

「人生をトータルコーディネートする」ことを目的に名古屋で活動している、一般社団法人です。 弁護士、司法書士、行政書士、税理士、生命保険士、損害保険士、心理カウンセラー等、様々な職種の専門家が集まり、 ご相談があれば必要な専門家が人生をより良く生きるためのお手伝いをいたします。

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最近の記事

保険にも不良品はある!       不良品を掴まされないために、    知ってほしいこと。

 私は43年の長きに渡り、保険の仕事をしてきましたが、最近思うこは、 「大手の保険会社でも、お客様を食い物にするような商品を販売していると   ころがあるなあ。」  ということです。  今まで、為替リスクの理解が不十分なまま外貨建て保険を売ったり、いざとなった時に結局保険金がおりなかったり、新聞を賑わせた事件は今までもたくさんありました。 企業体質改善をして、誠実にやっている会社ももちろんたくさんありますが、過去に加入された方で「この約款の文言、後でとても不利になるんじゃな

    • お昼前の電話

       司法書士の業務として相続の相談を受けることがありますが、最近、ある法則を発見しました。それは、相談の予約・相談日時のタイミングと円満な相続の関係性です。  まず、相談の予約のタイミングです。この法則に当てはまる相談者は、お昼前の電話で予約をされます。次に相談日時のタイミングです。希望される相談日時は、電話をかけた当日の夕方です。相談の場には、親族の大部分が参加されます。そして、この相談者の相続手続きは、スムーズに進み、争いごと、もめ事とは無縁のまま終了します。  この法

      • 遺言の書き直しについて考える

        遺言書は一度作った後でも、書き直すことができます。 時がたてば、周囲の人との関係性も変わりますし、人の気持ちも変わります。 ですから、一度遺言書を作ったらそれまで、ではなくて、何度でも書き直すことができるのです。 もっとも、公正証書で作った遺言を何度も書き直すと、その度に費用がかかってしまいます。 なので、まだ気持ちが変わるかもしれないという段階では、ひとまず自筆で作成しておき、これ以上気持ちは変わらないと思えたら、その時に公正証書遺言を作成する、というのも一つの策で

        • お金、「貯めるもの」?「遣うもの」?

          あるお金もちのご老人のこと。 ■ お宅を訪ねる   あるお金もちのご老人のお宅を訪れたときのことです。  何となく、お宅の造りを拝見。お元気なうちは構わない。けれども、高齢のうえにも高齢となる日々に向かうことは避けられぬ。この状態では何かにつけて今までどおりでは暮らせそうもありません。  「ベッドで寝起きできるようお部屋を改造されたらどうですか」「お風呂やトイレももう少し安全な構造に改良されては」「そうすれば、かなりの間、在宅で暮らせると思いますが・・・」  「イヤです。

        保険にも不良品はある!       不良品を掴まされないために、    知ってほしいこと。

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        • シニアライフに関わる専門家が触れた人生の物語
          5本

        記事

          介護や福祉的支援のある暮らし   『身体だけじゃない               こころと暮らしの健康』

           その方(Bさん)は、当時70代の女性。旦那さんとの老老世帯です。癌のステージⅣで、総合病院に入院中です。既に、ご本人とご家族には担当医より余命半年の宣告がされました。同居する夫も同世代です。夫にも持病がありますが日常生活は一人で行えますし、家事も手伝ってくれます。 離れて暮らす未婚の一人息子さんは、IT会社にお勤めの働き盛りの40代。会社の許可を取り自宅で仕事ができるようにして、ご自分の家とご両親が住むご実家とを往復する二重生活でご両親を支えることを決断されました。 B

          介護や福祉的支援のある暮らし   『身体だけじゃない               こころと暮らしの健康』

          贈与税のしくみが変わるかも、というウワサ

          60代の元気な女性の方(相談者 以下、相)から税理士(以下、税)へのご相談 相「1年間で110万円以内の贈与だったら贈与税がかからないってことは知っているんだが、この制度は無くなるの?」 税「そういうウワサはあるんだけれども、まだこの点は何も決まってはいないよ」 相「どうしてそういうウワサになったの?」 税「それは、政府が毎年作成する『税制改正大綱』と呼ばれるものに、『現行の贈与税制度について見直すなど、相続税と贈与税をより一体的に捉えて課税する観点から、本格的な検討

          贈与税のしくみが変わるかも、というウワサ

          試される家族の絆(司法書士目線)

          近頃、司法書士として相続のご相談をお受けしていると、「相続放棄をしたい」とおっしゃる方が増えてきた様に思います。 亡くなった方(被相続人)が多くの借金などを残していた時に、そのマイナス財産を相続したくない、という理由で、相続放棄をするのが、その典型です。 家庭裁判所で適法に相続放棄の手続きをすれば、法律上、相続人ではなくなりますから、亡くなった方の財産は、プラスもマイナスも相続しないから、です。 ところが、最近の傾向は、故人の借金が理由ではなくて、疎遠になった家族や親族

          試される家族の絆(司法書士目線)

          「今を生きる」ために「将来に備える」

          ニュースで桜前線が話題となる頃に、いつも思い出すかつてのご依頼者様がいます。 その方(Aさん)は、当時60代の女性。ずっと独身を通され、定年まで勤めあげた方で、早くから将来の生活設計のことを真剣に検討されていました。 私は、ご縁あって、そんなAさんの将来設計の一つとして、任意後見契約(将来、認知症などによって判断能力が衰えてきた場合に備えて作成する書面です)と遺言作成のお手伝いをさせて頂くこととなったのです。 通常、こうした書面を作成する際には、まず、ご本人のお考えやご

          「今を生きる」ために「将来に備える」