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一年

先日書類を作成していると個人事業の開業届の書類を目にした。個人事業として運営している「ヤングキャッスル」の開業届は7月1日に出していたようだ。もちろん実質的な店舗の営業は10月からスタートしているので、この7月〜10月の3ヶ月は準備にあてた期間。

ご存知の通り開業準備が佳境を迎えた9月には落車〜骨折〜約3週間の入院が待っていて、その後は退院〜予定通りのオープン、10月上旬にはフォトロゲイニング&DA MONDEを予定通り開催した。そしてレースへの復帰、迎えたコロナの時代。

まさに人の価値観や考え方、そして日々の暮らしが大きく変化し、それらがこれから新たに再定義されていく、まさにそんな激動の時代の真っ只中にいる。

まさに中世から近代へ、江戸から明治へ、戦争から戦後へといったような時代の階層が次のステージへ移行する期間。もちろんその次のステージが私たちにとって素晴らしい、いや、輝いていなくとも、未来が未来のように感じられないような未来であって欲しくはないと思うが、どうやら今のことろそれはかなり絶望的なものであるように思える。

そんな中、こうした小さすぎる事業体、ましてや個人事業主としての未来がどこまで続くかわからないが、少なくともこのような激動の変化の中を、まず一年乗り越えられたのは、本当に周りの人たちの応援、支援、そして力、繋がりによるものだ。僕自身はその中にあってただそこにいるだけで何も果したようには思えない。

さて、また一年後「2年」というタイトルとともに、長い目で見れば変化しながらも、相変わらず日々の暮らしのレベルではこうして取り止めのない文章を綴っていられるだろうか。事業はもちろん、自分自身の役割、そして新城の変化、日本の有り様、世界の潮流、まさにこの不確実な時代は、たった数週間、数ヶ月、そして1年先の未来すらも見通せない、そんな新しい時代のある種、形のないアメーバのようなカオス的な新しい世界の息吹とともに加速しながら進んでいく。

すごく悲観的とも取れる表現しか感じられないかもしれないが、僕はその不確実性の塊の未来、あまり希望的観測が通じない未来の中にも必ず、自分の果たすべき役割があり、そして僕が暮す新城にあっても、そんな確実なものは自分で確実と価値付けたり、定義しなければならない時代だからこそ「らしく」ある方向や「らしい」価値が見つけられるのではととても自分のことも、暮すこの場所のこともポジティブに考えているし、きっとその変化に翻弄され戸惑うののではく、楽しく波に乗っていけるのではないかと思っている。

でもまずは何はともあれ1年、気付いたら通り過ぎていました。皆さん、いつも支えていただき本当にありがとうございます。

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