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待ち焦がれるということ

【中根英登選手(EF Education - Nippo)がベルギーで開催されるワンデイレース「61st De Brabantse Pijl (1.Pro)/201.7km」に出場】

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2021年4月14日に開催される「ブラバンツ・ペイル」の創設は1961年。今年の開催で第61回を数えるベルギーで開催されるクラシックレース(ワンデイレース)。

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近年はパリ〜ルーベとアムステルゴールドレースの間に開催され、今年は201.7kmを走破する。ベルギーのクラシックレースらしい距離、石畳、そして急こう配の激坂が選手達を待ち受ける。

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そのレースに久しぶりに「EF Education - Nippo」に所属する地元愛知出身のプロロードレーサー・中根英登選手が出場する。2月末、フランスでの2連戦以来のレースとなるので、実に約40日ぶりのレースとなる。ヨーロッパでの拠点となるスペイン・ジローナからSNSなどで発信を見ると新しい環境にも慣れ、非常に調子が良さそうなのが伺える。

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今回のレースは普段よりトレーニングを共にしている米国ナショナルチャンピオンジャージを着るアレックス(Alex Howes/米)も一緒にレースに臨むメンバーとなっている。

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2月末のレースが終わってから様々なレース観戦を楽しみながら「次はいつかな」と待ちに待ったレース。チームからの公式アナウンス、まさに「いよいよかー」と、板冠の思いで待ち焦がれた、自分たちのヒーローの姿を遥か彼方、ヨーロッパから届くレース中継の画面の中に見る体験はファンとしては最高の喜びとなる。

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150名を超える鮮やかな集団が歴史ある石畳の道を信じられない速度で駆け抜け、激坂でアタックを繰り返し、汗と埃ににまみれ、風に吹かれながらその日たった一人となる勝者を決めていく。そんな特別な一日、クラシックレース(ワンデイレース)と呼ばれる伝統的で、熱狂的な本場ベルギーの舞台を私たちのヒーローが駆け抜ける。

がんばれ!中根選手!がんばれ!英登!

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■中根英登プロフィール

愛知県名古屋市出身。1990年5月2日生(30歳)。コンチネンタルチーム時代のNIPPOで2012年にキャリアをスタートさせ、愛三工業レーシング(2014〜16年)を経て2017年にNIPPOヴィーニファンティーニへ移籍し以降ヨーロッパを拠点にプロロードレーサーとしてキャリアを積む。昨年2月にはツール・ド・ランカウイ第6ステージで逃げ切りプロ初勝利を挙げる。

※ここに書いた文章は中根英登選手のいちファンとしての個人思いを綴ったものであり、選手本人はもちろん、所属チーム、周辺関係者とは一切関係がありません。

なおこのレースは2021年4月14日にGCN Japan で22:30~中継が予定されています。

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