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登る山には下りがある
今日はちょっと趣向を変えて、最近、心に響いた話があったので紹介します。
頑張り続けていて、ふと疲れちゃったり、立ち止まって不安になっている方に特に響くかもしれません。
お盆の帰省で長距離を運転する際に聴いていたのが、星野源のラジオ番組、オールナイトニッポンでした。
直近のアーカイブ放送を聴いていたのですが、中でも細野晴臣さんとの対談の回が秀逸で、あるエピソード、ある言葉がとても響きました。
細野さんは、76歳で坂本龍一さんらと組んでいたYMOが有名ですが、ソロで現在も活動を続けられています。
星野源さんとは30歳以上の年齢差がありますが、音楽だけでなく、文化や生き方などの考え方も聞けて、とても素敵な対話の時間でした。
源さんが、細野さんに今はどんな状態かを聞いたときに帰ってきた答えが、「下山しているところ」という言葉でした。
頂上まで登った山を今は下っている最中で、その道中で若者とすれ違って会話したり、途中で休んでおにぎり食べたり…、そんな風におっしゃっていたと思います。
そのあと源さんが、「下山って本当は大切なことですよね!みんな高見を目指して、登ることをメインに考えているけど、登ったら下りなきゃいけない。下りることに恐怖を感じている人が多い」と言っていました。
いや、まさにわたしもその一人、今は登ることしか考えていないし、下りるなんて考えたことすらなかったです。
でも、山登りって、登ったら下りるってのは、実はとても自然な摂理で、ずっと上に居続けることの方がありえなかったりします。
普段、実際の山登りをしないからかもしれませんが、そんなこと考えもしなかったので、とても考えさせられる気づきを得ました。
今はもちろん、山の上に立てたフラッグを目指して、少しづつ進んでいる状況ですが、そのあとのことも考えてみたいなと思いました。
お盆の帰省中に何気なく聞いたラジオから、とても深い問いをもらった気がします。
源さん、細野さん、ありがとう!!
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