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人には人生を変えるきっかけがある①

前回に続き、イベントのレポとして、気づきを綴ります。
あ、今日から10月ですね!
『書くチャレ』にも参加しています。

前回の記事はこちらから。


歩いてきた道を振り返ると

突然ですが、今あなたが取り組んでいること、進んでいる道に至った経緯を少し振り返ってみてください。

あなたにとってのターニングポイントは何だったでしょうか?

人がライフワーク、天職などを見つける際には、何かしら自分にとっての驚きや感動、憤りや葛藤などの原体験きっかけになることが多いようです。(主催の宝鏡さんの言葉より)

イベントでは、登壇者4人それぞれが今いる道に辿り着いた経緯をお話してくださいました。

探求学舎代表/教育者:宝鏡さんの場合

まず、教育者で今回の主催者の宝鏡さんはというと、きっかけは受験勉強特化型の学校の方針や雰囲気に疑問を持ち、嫌気がさし、進学校を退学し、大検を受けて、のちに京都大学を卒業されています。
なんと弟さんたちも同じ道をたどったそうです。
自ら“ぼくたち京大三兄弟”と表現していました(笑)

実は、お父様も教育に携わってきた方とのこと。
なので、環境的にも教育に関わる土壌があったということですね。

自分の経験を踏まえて、受験や偏差値至上主義にとらわれない、こどもたちが物事の本質に興味を持ち、心から探求できるようなきっかけを作るため、学校教育という固定概念を超えた民間の塾<探求学舎>を立ち上げたそうです。

以下、探求学舎のHPより。
ー探究学舎は勉強のやり方や問題の解き方を教えるような、いわゆる学習塾ではありません。
成績アップも合格も目指していません。
その代わり、子どもたちが「好きなこと」「やりたいこと」を見つけることができるように、「もっと知りたい!」「やってみたい!」という興味の種をまき、ひとりひとりの探究心に火をつける、そんな興味開発型の学び舎です。


麹発酵アンバサダー:論田さんの場合


論田さんは、スイス在住です。日本とオーストラリアで看護師として働いたのち、イタリア人の方と結婚され、スイスで生活しています。
スイスで自分で味噌を作るようになり、発酵や麹に興味をもたれました。

あるとき、鰹節の“本枯れ節”(発酵させて本物の鰹節)に出会った時の衝撃により、「日本の伝統的な食文化をもっと尊重し、日常でも取り入れられ、子どもたちにも継承できるような活動がしたい」と思ったそうです。

その衝撃というのは、色んな方の手を経て半年かけて丁寧に作られた本物の鰹節なのに、消費者にわたる時点では、その価格が工程に対して、あまりにも安いという事実です。
本来もっと価値があること、日本な大事な食文化が流通の過程の中で搾取されてしまっていることに課題を感じたとのこと。

その後、発酵の土台となる麹のことを学びたいと、日本の麹屋さんのインターンに応募したそうです(2歳のお子さんをイタリア人の夫の母に預けることまで段取りまでして!)。
結局、そのタイミングで、なかじさんの『麹の学校』のオンラインスクールが始まり、スイスから麹作りを学び、今では毎日のように麹を作って発酵ライフを送りながら、その魅力を世界に発信していらっしゃいます。

当たり前に対して疑問を持つこと

お二人に共通するのは、学校教育だったり、流通の仕組みだったり、既成概念を当たり前と思わず、「これはおかしい」「ちょっと違うんじゃない?」と疑問に思い、立ち止まって考え、自分なりの信念をもって、課題を解決しようとしているところかと思いました。

普通に生活していると、すでにあるレールの上や枠組みの中で生きている方が圧倒的にラクで安全かと思います。
そこに疑問を呈し、実際に変革しようと行動を起こすことは、ものすごくパワーがかかること。
そこに立ち向かっていく姿はかっこいいなと素直に感じます。

「当たり前を疑う」
良い意味で、この感覚を持っていると、何気なく流れに乗って過ごしている日常に新たな視点を得られるかもしれませんね!

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