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がん再発3ヶ月目① 『死ぬ』ことを常に意識しております

昔は『有名になりたい』とか『お金もちになりたい』とか、人並みに思ってましたが最近はめっきりそんな想いがしぼんでおりまして。

今はただ、こうやって書いた文章や講義がチラッとでも『面白いな』とその場でのエンタメになったり『明日からちょっとやってみようかな』と『背中を押す』アクセルになれたらそれで良いと思うようになりました。

不思議なもので死ぬ時期をリアルに感じだすと、肩の力が抜けて『やりたいこと』だけが残る気がします。その中に余分なお金や名誉なんてものは含まれておらず、自分の手の届く範囲でできることをする、そんな感じになりました。別にかっこつけてるわけでもなく、なんでもなく。

そんな心持ちでいると人の話もしっかり聴けるようになった気がします。「前は聴いてなかったんかい!」と言われそうですが、そうかもしれません。『きく』には『聞く』『聴く』『訊く』と3種類あるそうですが、わたしは『訊く』の比率が多かったと思います。『訊く』とは相手が話している間も次に話すことを考えている状態だそうです。したがって心穏やかに相手の話に耳を傾ける『聴く』はなかなか難しかったのかもしれません。

一方、実は個人でがんばってきたフリーの講師業ですが、おかげさまでお声をかけていただくことが増えてきました。普通にいけばあと何年生きられるかは大体、見当はついているのですが最期までこの活動だけは続けたいと思いますね。手前味噌ですが『生活リハビリ』についてうまく言語化、パッケージ化し、どの職種にも理解され実践できる考え方は今までなかったと思います、自画自賛ですが自信をもててます。

わたしは社会的には『歯車』の一部ですが、わたしと少しでも接点のあった方が良い影響を受けてまた大きな歯車が動き出すことを願ってます。おそらく社会や人間関係ってお互いに接したことで良いものが生まれて文化が発展してきたんたろうな、と今更ながら思ったりしてます。

また『生活リハビリプランナー』の考え方に賛同してくださる方、ご一緒に何かができれば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!


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