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Vol.1 夫の転勤に伴うキャリア形成に悩んでいるあなたへ。

私も過去に経験がありますが、パートナーの転勤に伴い、
自身のキャリアを見つめ直したい時、ありませんか?

そんな時、私が出会ったのがコーチングです。

コーチングを通じて、自身のキャリアを見つめ直し、やるべきことが明確になり、前へ進む勇気がでた経験があります。


以下は、ある保育士が一人のライフコーチAkaneと出会い、
自らのキャリアについてコーチングを受けている架空の物語です。
(以下に登場するクライアントは、架空の人物/フィクションです)

コーチングを通じて、この女性にどんな変化があるのでしょうか。

「そもそもコーチングとはどんなものなのか?」

それを知ってもらいたいと思い、以下の物語をお届けします。

クライアント

相川ありさ (30歳,女性,保育士)

家族構成

夫 33歳、長女 2歳

テーマ: 夫が転勤が多い中、どのように自らのキャリアを今後形成していくか

コーチ: 
相川さん、こんにちは、本日はよろしくお願いします。

相川: 
はじめまして、こちらこそよろしくお願いします。コーチングは初めてなので緊張していますが、楽しみにしてきました。

コーチ:
こちらもお会いできるのを楽しみにしておりました。今日は、この時間でどんなお話をされていきたいですか?

相川: 
はい。私は保育士をしているのですが、そろそろ夫が転勤することになりそうで。夫は転勤の多い仕事で2-3年に一度転勤しているのですが、来年春頃、九州に行くことになりそうなんです。せっかく慣れてきたこの地を離れる寂しさもありますが、今後もこのような形で転勤が続いていった時に、仕事どうしようか、、と思いまして。今の新しい職場もやっと慣れてきたのですが、子供と接していても、ふと今後に対する不安等で、心ここにあらずの状態になってしまうこともあり、自分がこれからどうしていきたいか、その方向性を見つけたいと思っています。

コーチ:
そうなのですね。相川さんの今後の人生に関わる大事なテーマだと受け取りました。そして本気で向き合おうとする姿勢も伝わってきます。そうすると今日は、「これからの人生を歩んでいく上での方向性を見つける」。これをこの時間で2人でやっていく、という認識であっていますか。

相川: 
はい、大丈夫です。ぜひお願いします。

コーチ:
ではまず、先ほど寂しさや不安といった、いろんな感情が聞こえてきたのですが、そういう声は一旦脇において、相川さんが心から望む人生って、どんな人生なのか、それをまずは一緒に思いっきり描いてみませんか?

相川: 
思いっきり、、できるか不安ですが、はい、試してみたいと思います。

コーチ:
改めて聞きますが、相川さんが心から望む人生って、どんな人生?

相川: 
そうですね・・・・・まずは、家族みんなが笑い合って、支え合って成長していけるような、そんな人生でありたいですね。

コーチ:
笑い合って成長ね。少し表情が柔らかくなってきましたね。他には?

相川:
それから、日々の生活を楽しみつつも、なんかこう、国内や海外に行ったりと、節目節目でもいいので、旅行に定期的に行けるような、そんな人生がいいですね。

コーチ: 
そうなんだ。定期的な旅行は、相川さんに何を与えてくれる?

相川: 
うーん、回答になっているかは分かりませんが、なんかこう、基盤を作る、という感じなんです。自分の世界を広げ、刺激を与えてくれるような基盤があってこそ、家事にも仕事にも、がんばろうと思わせてくれるので。旅行って、私にとってはなくてもならないものなんですよね。

コーチ: 
基盤をつくることは相川さんにとって大事なことなんですね。なんだか顔の血色がよくなってきて、まるでどこかに旅行に行っているような感じに見えてきましたよ。

相川:
そうですね、なんだかオランダにでも行きたい気分になってきました。

コーチ:
オランダですか、いいですね。その気分をまさに今、一緒に体験してみましょうか。どんな景色が今、見えますか?

相川:
オランダといえば、やっぱりチューリップだな~~。

コーチ:
とても柔らかい穏やかな表情ですよ。なんだか相川さんが、たくさんのチューリップを育てるために、土を耕しているようにも見えてきました。

相川: 
土を耕すか~。確かにそうかもしれないですね。なんかこうイメージとしては、家族みんなで協力し合いながら、土を耕し、水をあげて、花を育てていくような、そんな感じかも。

コーチ: 
へ~、なんだか笑いながら楽しくやってる光景も浮かんできます。

相川:
そうですね。くだらない話をしたり、娘の行動にハラハラしながらも楽しくやってる感じです笑

コーチ:
そうすると、その土壌からは何が生まれるのですか?

相川: 
なんとなく、たくさんの、色とりどりのチューリップであってほしい。ピンクやオレンジもあれば、黄色や白、そんな花で埋め尽くされたい。
コーチ: そんな様子を想像すると、今はどんな気持ちですか。

相川: 
充実感でいっぱいですね。幸せで満ち足りた、そんな感覚です。

コーチ: 
肌の血色がよくなって、セッションの最初とは別人のようです。向かいたい方向性が見えた表情です。

相川: 
まさにそうかもしれません。自分が花が好きだからかもしれませんが、癒される優しい香りも感じます。

コーチ: 
その優しい香りに包まれた相川さんは、どんな相川さんですか?

相川: 
そうですね・・・今よりも無理してない感じで、ありのままを楽しんでいる感じですね。

コーチ: 
すごく穏やかな優しい表情をされていますよ。そのままの状態で過ごしていったら、何が可能になります?

相川:
そうだなーー、自分に対して今よりも優しくできるから、その分、周りの人に対しても、もっと優しい気持ちで接することができそうですし、もっといろんな人の支えになることができそうです。

コーチ:
相川さんは本当に、周りのことを温かく想い、支えることができる人なんですね。

相川: 
ありがとうございます。でも、なんだか話をしていると少し、今現在の自分とのギャップも感じてきて、少し後ろめたい感じもしてきました。

コーチ:
そうですか、今少し表情に苦しさが表れ始めているのですが、何が後ろめたいのですか?

相川:
そうですね、なんかこう、子供たちのお世話をしていて、いつもなら純粋に楽しく子供と会話できてるんですけど、夫の転勤のことがふと頭に浮かぶと、心ここにあらずの状態になってしまって、話を受け流している自分がいて、申し訳ない感じがしてきて…

コーチ:
子供たちに向き合う時は、100%子供たちにきちんと向き合わなきゃいけない、そんな声が聞こえてきますが。

相川:
まさにそうですね。あとは、保育士たるもの、話を受け流すなんて、ありえないとか、そんな感じもしています。

コーチ:
子供たちに100%向き合うことは、相川さんが本当に望むことですか?

相川:
うーーん、答えは、はい、なんですけど、でも私も保育士の前に、1人の人間であって、正直なところ、時には100%完全に向き合えないこともあるんだ、という気持ちもあります…


コーチ:
では相川さんは何を求めてる?

相川:
口に出して改めて思うのは、100%向き合えないのであれば、時には、休みをもらったりして自分のバランスを整えたいんだと思います。私お休み全然とってないんですよ今。

コーチ:
自分のバランスを取る。改めて今気づいたことを、今日のテーマであった「人生の方向性を見つける」に活かしていくとしたら、どうしていきますか?

相川:
そうですね、私にとっては、やっぱり、旅行が自分のバランスをとるものだと思うんです。自分の世界を広げて刺激をもらうことで、自分の基盤ができて。夫も旅行が好きなんですけど、まさに今日話していた土壌でいうと、肥料が旅行のようなものなのかもしれませんね笑。そうして、花が咲いたら、その花を見ている人達がいて、私はその花をほしいと思っている人達に、100%の自分で向き合って、与えていくんだと思います。

コーチ:
相川さんは本当に周りの人達のことを温かく想って、幸せを与えていける人なんですね。笑顔もでてきて、本来のポジティブさを持つ相川さんがでてきています。花を与えていく様子を、もっとイメージすると、相川さんの今の身体の感覚は?

相川:
なんだかこう、心の奥底からじんわりあったかいものがくる感じです。

コーチ:
まるで温泉にでも入っているようにも見えてきましたよ。

相川:
温泉か~。まさにそうかも。その時も温かいけど、入った後もポカポカじんわりくる感じ。

コーチ:
そのポカポカのじんわりした状態で、これからまず、どんなことをやっていく?

相川:
そうですね、まずは、今の素直な気持ちを、園長に話したいと思います。実は、まだ夫が転勤になりそうなことも話せてなくて…。

コーチ:
なんだかまた、後ろめたい、申し訳ない自分が出てきているようですね。その気持ちは、私が預かります。もう1度伺います。相川さんが本当に望むことは?

相川:
そうでした。子供たちに心から向き合えるようになりたい。だからこそ、園長にまずは明日、話をしてみます。

コーチ:
相川さんが果敢に今の自分を変えようとしている姿を私は見ています。それはなかなか簡単にできることではありません。話をするとき、どんな相川さんでいることを意識します?

相川:
うーーーーん、強いて言うなら、ありのまま、という感じです。今までは、少し落ち着かない感じで子供と接してたけど、やっぱり無理してた自分がいるので、素直なありのままで、今の自分の状況や、バランスを取りたいということを、伝えたいと思います。そうしたら、なんかこう、花もすくすく成長する感じですよね笑

コーチ:
私から一つ要望があります。園長に話をする際、1日でもいいので、有休をとらせてもらほしいと、伝えてみてください。

相川:
わ~~有休か~。確かに、今日話しながら、ちょっと取りたいなとは思ってたんですよね。
旅行、というほどではないのですが、電車で2時間くらいかけて、鎌倉のあじさいを見に行きたいと思ってたんです。また自分の世界が広がりそうかな。

コーチ:
新たな世界を広げ、基盤を整える、ということをまさに行おうとされるのですね。相川さん、気づきました?今、とても活き活きとした、晴れやかな表情をしていますよ。これからの人生に向けて、あなたが一歩踏み出す勇気を持てたことを本当に私も嬉しく思いますし、心から応援しています。周りのために一生懸命走り続けてきたあなたのこと、きっと園長さんも分かってくれるはずです。次回またお会いできることを楽しみにしています。

相川:
ありがとうございます。自分の考えを口にして、自分がどう思っていたかが分かり、すっきりしています。またぜひ、コーチングよろしくお願いします。

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いかがでしたか??
今回は初回に限り、全てのコーチングイメージのシナリオをご紹介しました。

パートナーの転勤に伴うキャリア形成は、現在担当させて頂いているクライアントさんとのコーチングにおいても、よくあるテーマです。

私のコーチングでは、現在置かれている状況を、本日のコーチング例のように、オランダといった違う「イメージ」を用いて客観的に見つめ直すことで、大きな気づきが生まれ、これからのアクションを考えるきっかけへと繋げていきます。

体験コーチング随時受け付けております。ご興味ある方は、お気軽にこちらよりお問合せ下さい。
https://lit.link/akane0303

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