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20代・30代の若者へ。サラリーマンはいつでもできる!今はやりたいことをやるべし

40代になってみて、20代の自分に強く伝えたいことが浮かびました。
それは、「サラリーマンはいつでもできる」ということ。
「やりたいことがあるならチャレンジした方が良い」ということ。

もう辞められないと我慢をし続けたブラック企業時代

新卒から7年ある20代の社会人としての時間のほとんどを僕はとあるベンチャー企業に費やしました。

当時そんなにメジャーな言葉ではなかったですが、いわゆるブラック企業でした。月平均の労働時間は300時間超え、ひどい時は400時間に迫る勢いでした。

クライアントもひどいところで、行くたびに「ガキの使いじゃねぇんだよ」「◯ね!」などと罵声を浴びせ続けられました。業界最大手の企業だったんですけどね。心臓がキュッとなる毎日で、死んだ方が楽かもしれないと本気で考えたこともありました。

普通なら「そんな会社やめたら?」と考えるかもしれませんが、追い詰められているとそんな選択肢すら浮かばなくなるのです。加えて僕にはもう1つ辞められない理由がありました。僕は20代にして既に3社目でしたので、ここも短期間で辞めてしまうことになれば本気で次就職ができないと恐れていたのです。

それにクソミソに言われ続けるのはどうしても我慢ならなかったので、少しでも見返してやりたい、使える人材になって会社に必要だと言われてから辞めてやると思っていました。

それでも今、当時の自分に対しては「早く辞めたほうがいい」とアドバイスするでしょう。辛い思いをして我慢しながら働くことにそれほど意味はないと確信しています。

安定?やりがい?それとも挑戦?

転機が訪れたのは29歳を目前に控えた2011年でした。東日本大震災が起こり、地元が大変な災禍を受けたのです。こうした事態になって初めて真剣にキャリアについて考えるようになりました。

地元のために何ができるか分からないけど、何かやりたい

地元のために震災復興ができるチャンスは今しかない

ブラックな労働環境は自分自身の成長と会社の成長とともに、安定し始めていました。労働時間だって月300時間を切ることが多くなったし、自分で仕事をコントロールができるようにもなって、やりがいも感じながら楽しく働けるようになっていたのです。

楽しく働いているとあら不思議。給料も上がるんですよね。楽しくてやりがいも感じていて、給料も上がって、周囲から期待もされ、クライアントから信頼もされている状態。

仕事も震災復興もやりたい。

最初はどちらもやりたくてどちらも捨てられなくて二足のわらじを履いていました。しかし、どんなに睡眠時間を削ってもどんなに休日を犠牲にしても無理でした。どちらも中途半端になってしまうことは目に見えていました。

そこで改めてどちらを辞めるのかを悩みました。

今しかできないことを選ぶ

いっぱいいろんなことを紙に書き出し、悩みに悩み抜いた結果、1つの結論に至りました。

「今しかできないことを選ぼう」

そう、サラリーマンはいつでもできる。40代になろうが50代になろうが、雇われようと思えば雇われることはできる。でも、震災復興は一生の中で今しかできない。僕はたまたま震災復興だったけど、他にも色々あると思います。若いうち、体力があるうちにしかできないことや、家族や子どもができたら自由にできなくなること、反対されるかもしれないチャレンジなど、若いうちにしかできないことって意外とたくさんあります。

若くして成功している社長さんたちも今しかできないことでチャレンジした結果なのでしょう。

実際、僕はフリーランスなどを経て37になってからサラリーマンに戻りました。しかも国家公務員です。今は民間企業を経て官僚になったり副業で地方創生に携わったりすることも可能です。中小ベンチャーを経て大企業にヘッドハンティングされることだってあります。

できるかできないかではなく、やるかやらないか。その違いだけです。

年を重ねると選択肢は狭まるが

サラリーマンに戻ろうと思えばいつでも戻れる
と言いましたが、年を重ねると選択肢は当然狭まります。40代では未経験の職種で就職することは難しいでしょうし、50代にもなると転職自体がリスクであると言われています。若い頃は未経験だろうがどんな仕事でもチャレンジさせてもらえましたが、年を経るごとにやらせてもらえる仕事、自分ができる仕事の範囲は狭くなります。

しかし!!若い人にはない経験という深みがミドルエイジにはあります。経験で勝負をするのが30代後半から40代以降という年齢層です。それまでに自分が何をしてきたのか、何を得たのかが重要になってきます。それこそ、どんな挑戦をしてきたのかをどれだけ語れるのか。

やりたいことをやってみて、たとえうまくいかなかったとしてもそれは非常に稀有な経験になります。うまくいかなかったことを次にどう活かしたのかこそが重要なのです。

なぜ若いうちに挑戦した方が良いのか、それは年を取ると挑戦することに対するハードルが高くなるから。家族、子ども、世間体、これまでお世話になった人たちなどなど動ける範囲が限られてくるんですよね。そうなる前に、今やれることを、今しかできないことをぜひやってほしい。

僕もあの時挑戦をしたから今の自分がありますし、その経験があるから今後も挑戦をしていけるなと思います。若い頃にできなかったことは年を取っても選択できない。逆に言えば若い頃にできたことは年を取っても選択ができるということです。

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