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「初恋」「片想い」思い出は改変するためにある

最近、立て続けに夢に出てくる人がいます。
一人は中学1年生の時、隣の席だったM。
もう一人は大学時代の片思いの相手だったA。

なんでかなと思ったのでちょっと考えてみることにしました。

思い出への感謝

正直、彼女のことは綺麗さっぱり忘れていました。
ここ何十年も思い出したことはなかったはず。
それが突然夢に出てきてハッと気づいたことがありました。

彼女は小学校は別のクラスで、
たまに話す程度の関係。
気が強くてうるさいタイプの女の子。
癖毛とグリッとした大きな目が印象的でした。

中学に上がってたまたま隣の席になって、
その後も席替えしてもなんだかんだ近くて
いつも喧嘩ばかりしていました。

言い争いとかばかりしていた割に、
忘れた教科書を見せあったり
給食の時に盛り上がったり
息はぴったりで、
周囲からも仲良いねとからかわれたりしていました。

当時僕には好きな女の子が他にいたし
周囲にもその子が好きだと言っていたのですが、
実はMのことが好きだったんじゃない?
と今になって、夢に出てきて気づいたのです。

お互い憎まれ口を叩き合っていても
一緒にいてすごく楽しかったし、
相手のことを大切に思っていたのかもしれないな、と。
隣にいて当たり前のような夫婦のような関係。
らんま1/2のらんまとあかねのような関係。

当時はそんな感覚はわからないので
うるさいやつだくらいにしか思ってなかったのですが、
今になって思うのは
すごく甘酸っぱい青春の1ページを過ごさせてもらっていたんだ
ということに気づけました。

彼女との関係があったから
その後色んな方との恋愛関係を構築できたのだと思います。
Mを思い出し、ものすごく感謝の念が湧きました。

自分が思い出せなかっただけで
今の自分自身を形作るような重要な経験をしてきたのだ、と。
彼女には感謝をしなければいけなかったのだ。
今になって一生忘れることのできない思い出が蘇った
それはすごく幸せなことなのだと思います。

改めて、ありがとう真理。

永遠の片思い

Aは正直一目惚れだった気がします。
入学後間もなく、
大学の学部の同期で一番可愛い子だとみんな噂していました。
そんな彼女と同じゼミに入れてすごく仲良くなって
それだけで僕は満足していたのかもしれません。

アプローチが足りなかった・・・。
当時彼女には彼氏がいたし、僕にも彼女がいた。
もっとちゃんとアプローチしたら振り向いてもらえたかもしれない。
そんな後悔をずっと20年持ち続けていたのかもしれません。
僕にとっては叶うことのない、永遠の片思いの相手でした。

僕は後悔はしないように生きようと思っていますが、
それでも心の片隅にこびりついてる後悔の念ってあるもんなんですね。

夢に出てきてくれたおかげでそれに気づくことができました。
もう一度彼女への想いを紙に書いて
そして昇華させました。

過去は変えられる

過去は変わらない
と言う方がいますが、
僕は過去は変えられると考えています。
過去の事実は変わらないでしょう。
でも、過去に起こった出来事に対して自分がどう思うか
これは変えられます。
なぜなら主観だから。

自分がその出来事に対してどう感じたか
これを変えてしまえば苦い思い出も
成長のために必要だった出来事にアップデートできるのです。

前述した片思いに関しても、
叶わなかった恋
として考えれば失敗した経験として記憶に残りますが、
これをバネに女性に積極的にアプローチできるようになれた
と考えるとポジティブな記憶に変わります。

自分の考え方を改変するのは
それほど難しくない。
悪い出来事はその後に起こった良い出来事と
結びつけてしまえばいい
だけです。
それで記憶はアップデートされます。

思い出は終末のために

以前、ある本を紹介しました。
この本を読んで僕は人生の価値観が大きく変わったのですが、
この本には人生で最も大切なことが書かれていました。

それは思い出なのだ、と。

事故や突然死でなければ、
死ぬ間際はだんだん衰弱して身体的な自由が失われていきます。
その時、どんなにお金を持っていても
旅行に行くことはできませんし、
内臓が弱っていれば美味しいものを食べることもできません。
目が見えなければ映画を見ることもできませんし
耳が遠くなれば音楽も楽しめない。

最後に残る感覚が思考すること。
死ぬ間際、ベッドの中で
過去の思い出を思い出しながら
自分の人生を振り返ること
になります。

その時、隣の席のMとのことは
青春の1ページとして思い出されますし
Aとのことも素敵な片想いの相手として思い出されます。

だから尚更、
今しかできないことをしっかりやろうと思うのです。
老後にでもできることは後回し!

思い出も記憶がしっかりしているうちに
自分の都合の良いように脚色してもいいから
しっかりと改変していい思い出ばかりにしちゃいましょう。

それが人生を豊かにする方法の一つだと僕は考えています。


この本、一度読んでみると人生観変わります。
おすすめです。


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