見出し画像

会社を辞めた後も関係者と良好な関係を築けるかどうか悩む必要はあるか?

仕事を辞めようと考える時、
今の仕事仲間とできるだけ良好な関係を維持したまま辞めたい
と思うでしょう。

僕もそうでした。
どうやったら円満に辞めることができるのか
悩んで悩んで、辞意を伝えるタイミング逃してしまったりもしました。

そりゃ誰だって後腐れなく
円満に退社できたら最高です。
同僚に「次の場所でも頑張ってね」と送り出されたら気持ちが良いことでしょう。

これまで幾度も転職を経験してきた僕でさえ、
円満退社で送別会まで開いてもらった記憶は1度しかありません。

「東日本大震災で地元が大変なことになったので復興支援活動をします」

と言った2011年の時だけ。
その他は結局なんやかんやのいざこざはあったように思います。

ケース①ベネッセコーポレーション

僕は新卒間もなくベネッセで働いていました。
最初の課長とはうまくとは言わないまでもそこそこやれていたのですが、
直属のリーダーが異動し、課長も異動になった結果
全く馬の合わないおっさんが課長になりました。
新しくリーダーになった先輩も日和見主義のコウモリさんでした。

入社1年半で僕はベネッセを辞めることになったのですが、
その後も連絡を取り合って何度か会っていたのは
当時社内恋愛していた彼女と、仲が良かった先輩1人だけ。

他は未だに一切連絡を取っていません。

ケース②広告代理店

次に僕は都内の広告代理店に勤務しました。
ここでは本当に色々なことを学びました。
約4年勤務し、東日本大震災をきっかけに退社しました。
一応円満退社です。
しかし、退社後同僚や先輩らと数度会う機会があったり
飲みにいく機会があったりしましたが
それ以上に深い関係になることもなく

復興支援関係で数度お仕事をもらうことはありましたが、
そんなもんです。
辞めてから10年が経ちますが、
Facebookで繋がっている程度の方が何人かいるくらい。
当然ですが、僕の人生には大きな影響はありません。
もう、いるステージが違うのです。

ケース③NPO法人

広告代理店を退社僕が復興支援活動のために始めたのがNPO法人でした。
このNPO関連で任意団体運営やコンソーシアム運営も体験しました。
またこの時期に個人事業も開業しています。
いわゆる福島時代です。

このNPOも結婚を機に北海道に移住するということで
半ば強引に辞めました。
最初はもうめちゃくちゃもめました。
「勝手にしろ!」
みたいなケンカ別れ。
損害賠償裁判を起こされるとかそんな物騒な話にまで発展したり。

地元には僕のことをムカついたり
嫌いになった人もいたことでしょう。
でも、それよりも新しい家族の方を大切にしたかった

数年後、地元に帰った時、
僕のことを最も嫌っていたであろう同僚に遭遇してしまうという事件がありました。

詳しくはこちらの記事からどうぞ。

しかし時間は色々な問題を風化させてくれます。
思っていたよりもあっけなく、普通に会話をしたのでした。
気にしていたのは意外と自分だけ、ということもあります。

あ、もちろん未だに音信不通のNPO時代の仲間もたくさんいます。
が、彼らは僕の今の生活に何も影響を与えていません
ただ僕の思い出の中にだけ存在しています。

ケース④地域おこし協力隊

一度、地域おこし協力隊員をやったことがあります。
地方に移住した際に仕事がないので
それなら作ってしまおうと移住先の仲間と行政に掛け合って導入したのでした。

協力隊は最大3年継続することができるのですが、
契約は基本単年度。
初年度は年度途中からで約半年だけ。
2年目が終了した時点で「卒業します」と言って協力隊を辞めました。

契約切れなのでまぁ円満退社ですね。
役場とは今でも良好な関係を築いています

ケース⑤政治家事務所

この場合はボスの失言から本人辞職で自動失職となってしまったのですが、
自動失職となる3週間ほど前に辞意は伝えていましたからね。
「考えが合わない」と。

ボスが辞職する前に辞めた=裏切り者という風説は関係者に広がりました。
挨拶回りを行った際も、ものすごく敵視されたりもしたものです。
つまり僕のことを嫌いになる人が急増しました。
挨拶に行っても門前払いや無視もされました。

ま、こんなもんです。
でも2ヶ月後には別な事務所での就職が決まりました
人手不足のため、経験者は必要とされていたということなのでしょう。
選挙前でしたしね。
僕を敵視していた人たちも手のひらクルーで話しかけてきました。
腹に一物も二物も抱えても表面上うまくやるのが政治家というものなのです。

仕事を辞める覚悟はできているか

これまで仕事辞めたことがないからいまいちイメージできないという方は
彼女に別れ話する時のことを思い出してみてください。

どんなに綺麗な言葉で納得いくように並べてみたって
彼女のことが嫌いになったり
他の女のことを好きになったりした事実は変わりません。

別れたくないと大泣きされたり
ビンタされたり
大声で罵られたり
まぁ、もめますわな。

どんなに円満な別れ方をしても
多少のストレスは胸に残ります。

仕事を辞める時も同じです。
円満に退社できれば万々歳だけども、
そうじゃないケースがほとんどなわけで、
大なり小なり遺恨は残ると思った方が良い。

それでも辞めるのか?
という覚悟を試されているのです。

覚悟さえできていれば
どうでもいい同僚や先輩や上司に嫌われるくらい
へっちゃらってこと。
彼らがその後に人生に大きな影響を与えることはないのですから。

この記事が参加している募集

退職エントリ

ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!