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夜明け前の泪


何度となく助けられた歌がある。


いくつになってもその時その時の悩みがあった。


17年前、自由を手に入れたつもりだったけど
異国の地で、独り泣きながらこの歌を聴いていた。


空はこんなに青くて、
海はこんなに広いのに。


ずっとずっと”ひとりぼっち”を感じてたんだ。


日本から離れ、自分と向き合うには多過ぎる時間があったのに。

それでも未だに向き合ってるなんてね。
17年も経ってるよ。
なんにも変わってない。
自分にがっかりだよ。



でも、でも。
やっとその根源の部分に向き合えてる気がするんだよ。


きっと”夜明け前”なんだ。

そんなに泣かなくていいんだ そばにいるよ
だから自分の足で歩こう
君の泪はいつか大粒の雨になり
大地を固めるのだから

長い長い道のりの中には
つまずく事もあるだろう
心を踏みにじったり弄んだり
そんな奴らにかまう事はないんだ
夜明けがもうすぐ君の事を待っているから

そんなに泣かなくていいんだ そばにいるよ
だから自分の足で歩こう
君の泪はいつか大粒の雨になり
大地を固めるのだから


山を超え川を下り大きく息を吸い込む
繰り返す道のりを目一杯進んでやれ
妬みや僻みや 蔑すんだりバカにしたり
周りの目なんておかまいなしなんだ
新しい朝が君の全てを照らしてくれるから

そんなに泣かなくていいんだ 笑いとばそう
そこにはみんながいるから
君の泪はいつか優しい雨になり
きれいな花を咲かすのだから


そんなに泣かなくていいんだ そばにいるよ
だから自分の足で歩こう
君の泪はいつか大粒の雨になり
大地を固めるのだから

ゆず 雨と泪/作詞:北川悠仁


何年振りに聴いただろう。
やっぱり泣けちゃうね。

大丈夫、新しい朝が来る。



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