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地方住みのコロナ後遺症罹患者が生活保護申請前に抱える問題。専門外来はどこ?

今や生活保護という文字を見ない日は無いほどコロナ禍から数年経ち、低賃金物価高そして重税と申請から受給となる方々の人数は増え続けてます。

私もはっきり言って他人事でした。

その頃はコロナ禍ではなく、文句は出るものの好きな仕事に就いて収入を得られていたからです。生活保護を受ける人に対してたくさんの事情があるものの、全く自分とは別の世界にいる人たちなんだくらいの感覚でした。

それが今では当事者になろうとしています。

生活保護を受けるには数々のリスクを伴うものが目立ち最後まで働くことを諦めたくないけど、全く上手く行かない就活に疲れきったところに不安定な後遺症の症状の復活。

ダメ押しは2度目の派遣先での職務内容の説明や指導不足でのストレスやパワハラで後遺症以外の手の腱鞘炎復活も重なりすっかり労働意欲がなくなり打ちのめされました。

それでもまだ働く脳と身体があることにおいて完全に保護を受けることにとても抵抗がありました。世間体が気になる等ではなく、果たして本当に社会復帰がスムースに行くのか?という疑問があったからです。

本来、失業や病に倒れ収入が見込めなくなった世帯への最後のセーフティネットとして生活保護があります。

我が家も家族が健康体を取り戻し、全てをゼロにし長い目で見た社会復帰を目指すためにとこの制度を頼ろうといろいろと検討しました。

実際確かにお金を工面するのにかなり差し迫っていたのでいっその事自分たちはコロナ後遺症という病に倒れたのだから、そこは無理せずに治療しつつ立ち直ろうという目標を掲げたのはいいのですが。

ここで大きな問題が立ちはだかりました。

健康体を取り戻すべく治療しつつ…という事においてこれはいろいろシミュレーションをしてみたのでした。

健康体はいつ取り戻せる?


とんでもない問題点はコロナ後遺症を治療できる専門外来が市内に1軒もないことだったのです。


内科でコロナ後遺症を診察する医院は幾つかありますが、専門分野ではなくあくまでも補助的な窓口でしかないのは、クチコミでこの医院で良くなったという情報が見つからない事で察する事ができます。

例えば1軒でも後遺症の治療法や方針などの情報があればよいのですが、見つかりません。

例えば胃が痛いなら内科を受診して血液検査やCT検査を受け、病名がわかり投薬治療で何日かまたは1ヶ月ぐらいで治るとする流れがあるならよいのですが。

後遺症の場合、ブレインフォグや倦怠感が出ても明らかに血液検査も画像診断でも異常が認められないというケースが多く、それは我が家も該当していました。
その状態なら各症状への対処療法しかなく投薬治療が主体となります。

そこで回復が体感できたらいいのですが、それも言ってはなんですが…コロナ後遺症診察を掲げる医院を片っ端から受診する事でどの医院の対処療法がよいのか当たっていく事になります。

医療扶助があり医療費は無料となりますが、労力と体力がとてつもなくかかってしまう事は精神的と肉体的ダメージが後遺症悪化に繋がりはしないかと考えました。

通院できる医院探しで体調悪化って。

全く無いとは言えないのは後遺症の無理な日常の動作がブレインフォグ等に繋がるのは罹患者の皆さんも常識とほとんど知られてるからですし、有名な都内の平畑医師もそれは提唱されているからです。

どの疾病もそうだとは思いますが、現時点で治療法が確立されていて、どの医院を選んでもほぼ同じ治療をして治せる見込みがあるのならともかく。

後遺症寛解、完治に至るまでの治療法と特効薬もないままで果たして生活保護下で健康体を目指せるのかというと金銭面でのバックアップは望めるものの、これこそ長いトンネルを見えない出口を目指す事になりはしないだろうか?と考えた時これは数年単位の受給生活になる見込みだと頭を抱えました。

受診には車があってほしいけど…

そしてもう1つの大問題。
この医院探しを車なしで行うということ。
生活保護は原則車の保有は認められません。
私だけならともかく同じく後遺症の娘も一緒に足を使って探す事になります。

都内や地方の大都市なら公共機関が発達しており徒歩での移動も難しくはないと思います。(コロナ後遺症罹患者で徒歩の移動で症状が悪化しない事は大前提)

私が住んでる場所はバス停が近くにありますが、1時間に数本。市内循環バスですが、かなり不便で全ての医院を回るというのは不可能です。

この車なしの問題はもう1つの問題をも示唆していました。
生活保護受給中、受給後脱出した後の就活に関して暗い影を落としていたのです。

今どき車がないと生活に関わる地方住まいの就職に関しても大いに疑問が残ります。

生活保護が短期間(6ヶ月)で抜け出せる見込みがある場合や通院で公共機関を利用出来ない身体状態で医師の指示の元に車利用が認めらる場合もあるとありますが、その殆どは却下されてるのが現実ではないでしょうか。

勿論、生命保険はじめあらゆる保険加入ができず、任意保険加入もダメとあるので万が一事故の場合補償が出来ないからという理由とあるようです。
個人的には下記のリンク先の意見と同様です。

我が家の場合は必然的に申請となったら自己破産手続きの中に車のローンも含まれてるのでその点は何も言えませんが…。

車を手放して7年ブラックリスト入りして生活保護で生活するという選択は健康体なら、そして交通機関に恵まれていればクリアできてすぐにでも申請を決断できます。

じゃあ、ここは覚悟して1度担当窓口に相談してみようか?そう決意して足を運んだところもっと大きな問題にぶつかりました。

2つほどネットでいくら検索しても出てこない驚きのお約束があったのです。

次の記事に続きます。


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