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【ミドル世代の転職】丁寧な自己紹介がキャリア自律への第一歩

こんにちは。
企業人事をしながら副業でキャリコンをしているきむです。

今日は、私自身も体験したミドル世代の転職について引き続き考えてみたいと思います。

アンラーンの前にできること

先日、ミドル世代の転職について書いたnoteでキャリア自律の大切さについて触れましたが、自律の第一歩は、よく振り返り、軸を持った自己紹介ができるようになることではないかなと最近考えています。

もちろん、新しい組織でのアンラーンや柔軟な適応は大切です。とはいえ、何十年も生きてきて、多くの人はそんなにガラリとは変わらないものだとも感じます。

それならば、私はこんな人間です!と解像度高く伝えて、ぜひ!と受け入れてもらえる環境でチャレンジする方がうまくいくのではないかと。

私はどんな人か?を振り返るコツ

職歴上できる自己紹介もありますが、ぜひ、もう一歩踏み込んで、これまでの仕事人生で自分の感情が動いた瞬間や出来事に着目しながら振り返ることをおすすめしたいです。

ワクワクしてつい夢中になってしまったこと、心が震えるように嬉しかった瞬間、誰かの言動で許せなかったこと、今思い出しても後悔の気持ちが沸き起こること、などなど。

そういう瞬間を一つ一つ振り返ると共通点が見えてきて、さらに抽象化していくと、大切にしたい自分の軸が浮き彫りになってくると思います。

避けたい自己紹介

たまに「素直さとフットワークの軽さが取り柄です。何でもします」という方に出会います。20代であれば良さそうですが、ミドル世代だと物足りなさを感じます。

また、「◯◯企業でこういう役職についていました。自分の経験を活かせる場所にいきたいです」という方もいらっしゃいます。会社名や役職を取っ払った時にどういうアイデンティティをお持ちなのか気になります。

どちらにおいても、丁寧にキャリアを振り返って自己紹介ができると、その方の魅力がもっと見えてきそうです。

振り返りには周囲の力を借りる

とはいえキャリアの棚卸しは簡単ではないですね。特に転職したい気持ちが強い時は、引き金となっているネガティブな要因に引っ張られて、それを解消する条件の会社は…と思考が進みやすいと感じます。

一人でじっくり考えるのが難しそうな時は、自分をよく知っていて客観的に意見してくれそうな友人知人や、相性の良さそうなキャリコンやコーチなどを見つけておしゃべりしてみるのもオススメです!

自分を解像度高く伝えられる。それを受け入れてもらえる。それは、等身大のまま無理せず活躍できることにつながっていくはずです。

ただでさえハードルが上がるミドル世代の転職だからこそ、転職してから悩む前に、たくさん自分と向き合っていただけたらと願っています。

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