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キャリアコンサルタントになった理由

初めまして。
企業人事をしながら、副業でキャリコンをやっているきむです。

今日は、私がキャリアコンサルタントになった理由を紹介します。

管理職2年目でぶつかった壁

キャリコンの勉強を始めたのは、前職で事業サイドのマネージャーとして5チーム70名のマネジメントを担っていた時でした。

無我夢中で何とか成果を出せていたマネジメント1年目と違い、事業成長のための戦略と多様なスタッフの能力発揮をバランスよく組み合わせることに難易度を感じ始めていた頃です。

今振り返ると、その要因は、1年目の成果を踏まえて少しずつより難しいチャレンジを自分にも周囲にも課していたからだと分かりますが、当時は手を打てども打てども思うように進捗しないことに焦りや不安がありました。

そんな時にコーチングを受ける機会を経て、思考が整理されたことをきっかけに、自分の経験に頼らない体系化された人とのコミュニケーションを一から学びたいと思って始めたのが、キャリアコンサルタントの資格勉強です。教育訓練給付金制度を活用すると費用負担が少ないことも魅力でした。

自分のクセ、バイアスに気づかされたスクール時代

私は平日週2日、仕事おわりに通学するスタイルで学びました。

ハードでしたが学ぶことは楽しくて、これまで何となくやってきたこと、強みだと思っていたこと、課題意識を感じていたことを一つ一つ紐解きながら答え合わせをしているような気分になりました。

何よりも苦手としているタイプのスタッフとのコミュニケーションにおいて、いかに自分がバイアスを持って関わっていたかに気付かされました。

仕事のモチベーションが低い(と私には見える)スタッフに対して、「社会人ならこれぐらいやって当たり前なのに、そんなことを言うことはわがままだ」と思っている自分の本音(バイアス)がありながら、理解ある上司に見られたいと、もがいていたギャップが自分も周囲も苦しめていたのかもしれないと理解が深まっていきました。

私とあなたは違うから、想像したいし分かり合いたい

学びを経て、苦手なスタッフとのコミュニケーションも少しずつ変化していきました。

突拍子もない(と私が感じる)ことを言われたりトラブルが起きたりすると、一瞬驚きつつも、何が自分を驚かせているのか、以前より少しだけ深く自分の内面と対話できるようになりました。

すると気負うことなくスタッフとも向き合うことができて、問題も少しずついい方向へと解決していく手ごたえを感じられると同時に、助けてくれる仲間が沢山いることにも気づかされました。

そんな日々を経て一段落したところへ、現職のオファーがあり、70名の事業サイドマネージャーから70名組織の人事になりました。

マネジメントをサポートすることは人と組織の幸せな関係性づくりの鍵になる

組織内が同質ではなく多様であることの大切さについて語られることが増えましたが、多様性を内包することは、それだけマネジメントの難易度をあげることでもあります。

だからこそ、マネジメント側の負荷を下げる試みが大切で、それはスタッフが安心して働ける環境づくりにも、サステナブルな事業成長にも繋がっていくと考えています。

私がキャリアコンサルタントになった理由は、自分のマネジメントのモヤモヤを解消してスタッフとより良い関係性を築きたかったからですが、結果としては、その後の自分のキャリアの方向性を定める大きな転機になりました。

そしてありがたいことに副業キャリコンとして前職とも引き続きご縁をいただいています。この辺りは、また今度紹介したいと思います。


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