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新型コロナウイルスの為に帰郷できない外国在住の娘さまに、【zoom】を使ってオンライン葬儀に参加してもらった話

グローバル社会において人生で困ることがたまにありますが、皆さんは何が困ると思われますか?

日本では【緊急事態宣言】が、

世界中では【ロックダウン】が

まだ続いているという世の中においては、もしも身近な親戚がお亡くなりなった時、葬儀のお別れに困るのでは無いでしょうか?

先日お世話させて頂いたお客様は、息子様が関東、娘様がフランスに嫁いで生活しておられます。息子様は終末期に帰郷している間に葬儀となりましたので無事にお別れに参加出来ますが、娘様は【ロックダウン】が解除されておらず、帰国することが出来ない状態です。

ご家族様はただでさえ悲しい最中なのに子供が参加出来ないなんて、辛いですよね。

私は今回の式には担当者としての参加では無かったので割とお通夜が近くなってからご相談が。私は初心者ながら【zoom】でミーティングをする事があります。これはやってあげたいなあと思うと、とことんやりたい私の性格。もう誰にも止められません。

「素人ですのでうまく出来るかの保証は出来ませんが、やってみましょうか?」

ご遺族様も喜んで、

「まあ、いいのですか?ありがとうございます。」

このように仰ってくださいました。あまり残された時間が無いので娘さんのメールアドレスを伺い、式の時間への案内を出しました。

式には予定していた20名程度の参列にとどまらず、式が始まる頃には30名は越えておりました。

そして迎えた定刻。開式時刻にご住職が入場して読経が始まります。会場の様子や参列してくれた方をご覧頂こうと私はケータイを持ったまま移動しながら撮影しました。気分はキャメラマンです。意外と楽しい・・・笑

さぁ、【zoom】でお葬式!!の始まり始まり〜

ご住職の読経のなか、喪主さまからお焼香が始まると娘様の目には涙が。皆に併せてご主人と共にお参りしていました。さぞ参加したかっただろうなあと思いました。

そうして読経が終わり、式も終わりました。

お通夜では式が終わると、

亡くなられたお父様のお顔を見に行ったり、

久しぶりにお目にかかる親族や知人の方との話で賑わうことがあります。zoom撮影の私も式が終わったので終わろうかと思いましたがお母様達のお話しするお姿が見えましたので、

(そうだ‼せっかくだからこの機会に参列している皆さんに話しかけてもらおう!)

そうしてケータイカメラを親戚のおばさまにあて、事情を説明すると久しぶりの会話が。

親戚のおばさま 「あなた、遠くからでお別れにこれないなんて残念やねえ。悲しかねえ。。。でもこうやって会えて良かった。幸せに暮らしとるとね?」

娘さん 「うん、ありがとう。私は幸せに暮らしてるよ。いつか会おうねえ。」

親戚のおばさま 「わたしゃもう93歳よ。でも機会があったら帰ってきんしゃい。また会おうねえ。。」

娘さん 「元気でねえ、また会おうねえ。。」

二人の涙ながらの会話に私、不覚にも涙がはらはらとでていました。

最初はこんな事を考えていたわけでは無く、ただ式に参加出来ればいいのになあと思ってました。


でも、こんな場面に参加出来た事が、本当に嬉しくて嬉しくてたまりません。お葬式は悲しいことだけどそんな中でこんな出会いがあったことがとても嬉しく、葬儀屋しててよかったなあと思ったワタクシでございました。


今日も、感動をありがとう。この先も感謝して歩いて行こうと思います。

つたない文章を最後までご拝読いただき、ありがとうございました。

公式アカウントはこちらから。福岡県糸島市でまごころ葬儀 羅漢 を経営しています。今後は海外や国内の遠く離れたご家族様の為にオンライン葬儀にもチカラを入れたいと思います。

お問い合わせはライン公式アカウントでも承っております。

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