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(友人)アメリカ人の【終活】

(写真は糸島市・極楽展望台)

私の葬儀屋さんとしての情報発信のスタートは、これでした。

【終活】について。


そして、終活をより良いものとして進めて行くために、

【エンディングノート】についてもご紹介致しました。

私がこのように、「死」についての前向きに考える節を提唱するのには理由がありまして。


私、もう二十数年葬儀屋として生きておりますが、意外と皆さん、死後の事まで事前に全く考えて行動しておられる方が少なくて、色んな問題を見たり聞いたりしています。例を挙げると、下記の通り。

1,葬儀後の金銭的な故人様の遺産の事で【相続】が、*【争続】になる。*相続財産で争うことの意。

2,葬儀後の家や土地などの権利で争う。

3,亡くなった人にいつの間にか婚姻した人(笑)がいて、いつの間にか財産が亡くなる。

と、その人の人間模様が良くも悪くも出てしまうのが「死」にまつわる人間のシーンの様です。特に最近では、私も含め、離婚・再婚をしている方も多く、双方に連れ子がいたりすると、もしかしたら葬儀の後でもめてしまう可能性は無きにしも非ずです。

3,で紹介したケースでは、元々独身で兄妹と共に生活されていたが先立たれ、一人残されて淋しい生活を送られているような方でした。子どもさんがおらず、他の兄妹との関わり合いがなくなっている間にいつの間にか奥さまが出来ておりました。と、ここまでは幸せなストーリーです。ところが・・・



なーんと!その方が亡くなった途端に雲隠れされ、葬儀はおろか何もされなかったそうです。


他のご兄弟が仕方なく(といった感じでした。)葬儀を執り行ってくださいましたが家・土地の権利は奥さまの所有となり、葬儀を送り出したご兄弟様は費用負担だけが残ってしまったのです。「オーマイガッ・・・」


ここで話を戻しましょう。今日のタイトルは【アメリカ人】の終活についてです。私には娘がおり、父親がアメリカ人のお友達がいます。彼とは私も深い親交があり、数年間英語を習ってました。その中で良く私の仕事について話すことが多かったのですが、驚いたのは、アメリカでは家庭を持つとほとんどの方が士業の方にお願いして遺言書を作るんですね。 彼曰く、

「私が今、死んだら娘に○○万円、妻に○○万円が贈られる様にしてる。」

なんと30代で遺言書作成したそうです。それだけ自身の事にハッキリとしているのだなあと感心しました。

今日は終活についてのデメリット的な話になってしまいましたが、とりあえず皆さま、少しだけでも日頃から意識してみましょうねというお話しです。最後までご拝読下さり、ありがとうございした。

See you when I see you! 

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