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映画館で映画を見たくなる名作

こんにちは、Tommyです。
今日は映画を観ました。感想と見どころを。

『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)

多分2年ぶり?くらいに観ました。本当に、名作。

イタリア・ローマで映画監督をしているサルヴァトーレ(通称:トト)のもとに、親しかったアルフレードの訃報が飛び込んできます。
少年時代に思いを馳せるところからストーリーが始まります。

戦後のシチリア島で、唯一の娯楽施設は映画館。
多くの人が集まるその映画館の映写師であるアルフレードと、トトは、映画を通して親しくなります。

この映画の魅力は、本当に映画好きが詰まった作品だということです。

映画に食いつくように見て笑う人達の姿や、観れない人のために、外で上映しようというアルフレードの粋な計らいなど、シンプルに映画って本当にいいな。って思う場面が多くありました。

また、映写師であるアルフレードの言葉の数々から、映画から学べることは、計り知れないほどたくさんあると、改めて気付かされました。

映画には、あらゆる視点が詰まっていて、ただ感情的に、ストーリーだけを見るのもいいんですが、監督、音楽、時代背景など調べて、深掘りをすると、もっと魅力が増して、またもう一度見てみると、違う視点が出てきたりして。本当に面白いです。

今回は、時代背景に触れると、映画の中で、今の時代では考えられないような体罰や小学生の子供たちが丸刈りにされ、シラミの殺菌剤をふりまかれるなど、戦後のイタリアの生々しい現実を描いたシーンが多くあります。
トトは貧しい労働者階級の家庭で育ち、映画を観るときも『1階の労働者階級専用の席』に座って映画を観ていたわけですが、トトがシチリアを離れてその後、エリート名監督となる姿は、労働者階級の人々の希望であり、時代の変化を感じました。

その道を、志すきっかけがアルフレードの愛情の詰まった言葉でした。

「故郷に帰ってくるな、自分のすることを愛せ。子供の時映写室を愛したように」

このシーンは何回観ても、しびれます。
こんなに愛のこもった応援ができる関係性って本当に貴重ですよね。

映画を観終わった後に、温かい気持ちになると同時に、映画のすばらしさを改めて感じました。

・映画好きの人
・郷愁を感じたい人
・映画音楽が好きな人(本当に音楽もいいんです)

是非、いかがでしょうか。
トトの笑顔だけでも見る価値あります。

NETFLIX、アマゾンプライムで見ることができますので、是非。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00G8YJGXO/ref=atv_dp_share_cu_r


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