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リアンヴィル24号 表紙 まこもの話


リアンヴィル24号の表紙は「まこも」。
1.5m~2mにもなる水辺に生息するイネ科の多年草。

古事記や日本書紀にも登場するほど昔から日本にも生息している植物です。


また「神が宿る草 」といわれ、 歴史や格式高い神社では、しめ縄やご神体、また霊薬として大切に使われてきました。

リアンヴィル24号より
http://lien-ville.r-cms.jp/


まこもの根元に出来る肥大した茎の部分がまこもだけ。
柔らかい筍のような食感でクセもなく、中華料理でよく使われている食材です。

まこもだけ


江戸時代末期に流行った「潮来節」では、「潮来出島のまこもの中にあやめ咲くとはしほ(お)らしや」とうたわれ、昭和30年代前半まで水郷潮来の原風景の一部となるほど野生に生えていました。

野生のものは、茎が肥大化しないため食べられません。

4月から5月頃、水田に植え、水稲と同じような管理をすると、黒穂菌が付き、秋に根元の株が肥大化し、食用の「まこもだけ」として食べられます。


潮来市では、水田転作の一環として食用の「まこもたけ」栽培を始め、市の特産品として推奨しています。



まこもの主な成分は「食物繊維」「カリウム」「クロロフィル」「ケイ素」。他にも「葉酸」「ビタミンA群・B群・C群」「カロチン」「リン」「亜鉛」「カルシウム」「鉄」なども含まれています。

「道の駅いたこ」では、これまで廃棄していたマコモ若葉の神秘性と可能性に着目し、「水郷潮来MYSTERYプロジェクト」を立ち上げ、若葉をパウダー化し、様々な商品開発行っています。

道の駅いたこのまこも商品



まこもジェラート


まこもパウンドケーキ


「まこもパウダー」は、お菓子や料理にも手軽に使えますが、お湯を注ぎ、まこも茶として飲むこともできます。

まこもパウダーとまこも茶


リアンヴィルWEB版は、カラーページのみ。
本誌のモノクロページは掲載していませんが、毎回好評を得ているお菓子レシピ、今号では、まこもを使ったお菓子を紹介しています。

リアンヴィル 「菓心松屋」のパテシェール秘伝 超簡単レシピより


また前号より始まった学校給食レシピ、今号は「潮来編」。
潮来市内の学校給食で秋になると出てくる「まこもだけ」を使ったレシピを掲載しています。

リアンヴィル みんな大好き給食レシピより


リアンヴィル、WEBは、下記から見られますが
本誌も是非、手に取ってご覧になってみて下さい。

WEB版  リアンヴィル http://lien-ville.r-cms.jp/


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