着物リメイク8 裏地を取る

ほんとは袖付きで裏地を取る方法もあるようですが、取れてしまったものは仕方がないです。と言うか半端なサイズの布が増えるのももったいない気がしますのでこれでよかったことにします。うん。

さて、しかし、今回こそ裏地を取ります(ふんす)。

1:衿が付いていたところにあるしつけいとみたいなざっくりした糸を取ります。
2:衽線あたりについているふんわりと縫い合わせている糸を外します
3:前立て?のところに合わせている糸を外します。
4:前立ての流れで裾に行きますので糸を外します。
  困りました。混線です。このパターンはおそらく私が適当に切ってしまう原因のやつです。慎重に外していきます。きっとがんばれます。

思いがけなくなんとかなりました。
と言うのも混線していると思われたのは、裾の裏地を強化するためなのか布が入っていて、それを止めるための糸が別に存在しているからの模様です。
び・・・ビビらせやがって・・・!!!(半泣きやりました)

また混線!と思ったところ、脇線(前身ごろと後ろ見ごろの間のところ)も衽のところのようにゆったりとつけられているようです。ひとまずこれを取り、裾再開です!と言うことは反対側も同じようになっていますし、もしかしたら背縫いのところも?着崩れしないためですかね?スカートの裏地も離れすぎないように糸で支えてありますもんね。

反対側の衽のところの混線にもひるまずどんどん解きましたw

終に対に反対側の前立て!!
これが終われば、裏地と表地がさようならをするはず!!(しなかったのですが)

あれ?さようならしません。
どこが付いているのか布が多すぎてよくわからないのでハンガーにつってみました(笑)
肩のところが切れているのでちょっと怖いんですけど…。
脇の下あたりですね。身八つ口あたりと言うことでしょうか?
ここを外せばついに身二つに!!

大成功です!!


でも、思ってたんとちゃう・・・。
衽ってこんなにおまけみたいにぶら下がってるもんなんやな…?おまえ、そういうやつやったんやな…?

これは衽を外すしかない!!


綺麗な裏地が付いています。
いろいろ知っているとカッコいいことが言えるんでしょうけど、私には無理です。

衿を解いたときに首回りにこういうざっくりしたしつけ糸がたくさんついていました。怖いので外していませんでしたが、はじめから外していても良かったかも。

裏地の多くはこんな感じのざっくり差で付いているので、着物の中を見られると簡単にする~っと外れます。

ここもそんな感じですね。

時々こんな感じでがっつりついているところもあります。
ここは裾。裾はやっぱりスカートのすそみたいに落ちてしまっては困るので、しっかり塗っておかなければならないと言うわけですよね。
そう考えると着物の裏地は洋服の「見返し」と同じ役割も担っていると言えますね。いや、見返し自体が裏地の一種なのかな。
とはいえ、袖や衿のようなしっかりとした縫い方ではないので解くのは簡単ですした。

外から見るとこんな感じ。

裾の横と言うか底面を内側から見たところです。
縫い目も細かすぎないので、ギャザーを寄せて切ると言うのが簡単にできます。

するするとギャザーが寄せられないところは、身頃の切り返し部分でした。
はじめは、え?なに?怖い!
と思っていましたが、するすると解いているうちに全然気にならなくなりました。

縦側にも解くところがありました。

ほどけた!と思ったのに、実はまだくっついていた証拠(?)

ここは意外としっかりとくっついていました。

とはいえ、慣れてきたので怖いものはありません。

ここはしっかりと縫い留められていて、これまで経験した「破らないか怖い!」と言うところ。

つまりこれは力布のあるところですね。
写真にとって拡大をするとわかりやすいですが、実は目に障害のある私にはこれが良く見えていませんでした。なんだかかわいい結び目ですね。

表?から見た感じ。

裏地は表地と表裏一体なので、がんばってとどまってくださっているようです。

いろんなところにある力布と特殊な留め方

おめでとうございます。身二つになりました!

完成・・・・・・?


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