着物リメイク 14 衿(掛け衿?)から、くるりんぱ袋

20年くらい前に手芸の本でパタリパタリと折りまでてひっくり返して作る袋を作って以来、大好きになり、自分なりにアレンジを加えては時々作っていました。
今回も結局はこれを作ることになるんだろうなぁと思ってはいましたが、やっぱり作りました。
だって作るのが楽しいんです。
それに昨日書いた通り、ちょっとくらい「完成品」も欲しいものです(笑)
くるりんぱ袋と言うのは私が勝手に言っているだけで、本当は正しい名前があるのだと思います。例えば袱紗ばさみとか(いえ袱紗ばさみではなさそうなんですが)。

今考えている身頃部分で作る何かですが(笑)、シミが付いているものを襟として活用しようとしたら、結構目立つ位置になってしまうのですよね。
不慣れなのに問題があるのも問題なので、これをくるりんぱ袋にすることにしました。

端と言うか頭と言うかを合わせます。ここが返し口になりますが、広く取りたいので片方しか縫いません。
洋布だとここを耳に擦れば返し口を縫わなくても(笑)

こんな感じでたたみます。
っていうか、不親切な写真ですみません。
シミが見えない場所に来るように配慮しています。

これも不親切ですねぇ。うーん。

こういうふうにたたんで留めていくのですが、たたんでいる感じが良くわからないですよね。。。

こんな感じ。
山折り、谷折り、山折り、谷折り、山折り
みたいな。

耳側はやっぱり澄ました感じですね。
右からピンクのピンのあたりまで6重になっていて、それより左は2重です。

これは左が重なっていますね^^;

こんな感じで縫って行きます。
わかりやすくするためにぐしぬいのようにしていますが、本当は一針一針縫っています。と言うのも厚みがあるので確実に垂直に刺すんだ!という気持ちでやらないとあり得ないほどズレるんです。もちろん垂直に刺すんだという気概をもってしても私はめっちゃずらしますw

アップです。上からピコンと出ている白いピンは返し口の端のところを押さえているピンです。端を縫ってしまえばいらないので取ります。
今回は布がふわりとしているので心を入れたく、入れやすいように返し口の片側を縫ってないからですね。

両端を縫いました。
耳がわは少し狭め、切り落とし側は広めにと思っていたのですが、切り落とし側もつい、狭めに流れてしまいカーブができています。
手作りの良さと言うことにして!(懇願)

返し口を止めているピンです。

返します。

返しています。

突然現れましたのは、捨てようかなと思っていたクリアファイル。
布が柔らかいのでこれを芯にしようと思います。

高さはぴったり

幅は半分に切るのがちょうどいいみたい

半分に切りました。上側です。

かぶせるほうにあわせて切りました。

切って角を丸くしました

こんな感じで合わせていきます。

返し口から入れ込みます。

くどいですが、下の折り返しの部分がありますので、これは手前側の方に入れ込みます。

見えませんが入りました。

返し口に待ち針を打ちます

縫いました。

と言うか、10万円はいりました。
お金が入っているサイズの袋に見えません!
これは、優秀なへそくり袋になりますね!!

どこまで入るのか入れてみたところ、100万円は入りはしましたがぎちぎちです。
「ああ、なるほどこんな感じで帯の中に入れると言うこと」と言う感じ?
確かにこれで帯の中に入っていても懐紙か何かと思うでしょう。

まだ癖をつけていないのでひっくり返して本体の重みで蓋をしている感じです。

横向きにしてみましたが、絵柄を全く気にしていなかったのですが、偶然天地が反対になっていなくて本当に良かったです。

無印で買って積読のままのカッコよさげな文庫本と並べてみました。
100万円も入ってるとはとても思われません。

通帳も入ります。

まあもちろん完全に入ってしまうのですが、それをやってしまうとただの袋なので頭だけ見せてみました。

エルメスさまも100万円が入ります。カードを入れると厳しいので、ギリギリ100万円と言う雰囲気ですが、まさか左のくるりんぱ袋に100万円は言っているとは誰も思わないでしょう!!!
ちなみに今エルメスさまには紙のお金は一枚も入っていません。小銭入れは使っていないので…あれ?お金が入ってないってことですね…(生活費ぇ‥‥)

押さえつけて蓋を自然にかぶさるようにしました。

裏側です。
クリアファイルが小さくて緩いので、もうちょっと大きめにしなければならないのかもしれません。

これが金運に良いかはわかりませんが、自分で作ったお財布を使うとお金がたまるんですって、と手芸好きの方から聞きました(私はエルメスの財布の方が効くと思います)。まぁでもお財布にするにはちょっと厳しいかなぁ。もうちょっとゆとりは欲しいですねぇ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?