君の唇から
細くのぼる白糸のような煙が
凍てついた冬の空気に溶ける

やめたら?
体に悪いよ
と、あの日見たナイトショーより
意味のない言葉も
冬の空に染み込んだ

本当は
ただ
ただ
視界に映していたかった

紫煙と共に世界に溶けた君を
想う

そんな冬の空
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