駐在夫婦の関係を左右する英語力
夫婦や家族で海外に帯同する時に、帯同する側のパートナーの英語力は帯同中、ひいてはそれ以降の夫婦関係に影響するのではないかと考えています。
というのも、こんな話を聞いたことがあります。
旦那さんの海外駐在でアメリカに住むことになったAさんとその家族。Aさんは英語への苦手意識があり会話が怖いまま渡米しました。
実際に移り住んでみると毎日英語が必要と言うほどではありませんでした。
しかし、お子さんの学校のことや家の設備トラブルなど、日本にいれば自分一人で対応していた場面でも英語が障壁になって対応できなくなってしまいました。
旦那さんの方が英語ができるので仕事から帰って来てからお願いすると「仕事で疲れてるのに..」と機嫌が悪くなってしまい頼みづらくなってしまいました。
かといって自分一人では対応できません。
それからも旦那さんは大事な内容なら嫌々ながらやってくれますが毎回頭を下げてお願いしなければいけないのもストレスに..。
..こんなこと、実は多くの人が経験しているのではないかと思います。
海外生活中は現地の言語が得意な方、つまり駐在や留学をする張本人の方がパワーバランスが強くなりがちなのではないでしょうか。
現地の言語が苦手な方は何かとパートナーにお願いすることになって相対的に弱い立場になりがちだと思います。
個人的には、「あなたのために慣れない言語の国に来たんだから困った時はサポートしてよ!」と思って良いと思うのですが、連れて来た本人も新しい環境で余裕がないと、ちょっとのきっかけで夫婦関係に亀裂が入ってしまうこともあると思います。
駐在者も英語がそこまで得意じゃないと余計に大変かもしれません。
海外帯同の末、離婚してしまう夫婦もいるそうです。
こういったトラブルの防止・解決策はきっと夫婦によって違うとは思うのですが、一つの手段としては夫婦ともに「現地の言語をある程度話せるようになっておく」ことだと思います。
自分一人でもなんとか対応できることが増えればパートナーにいちいち頼む必要がなくなるだけでなく自信がつきますし、自由に行動できる範囲も増えます。
そうしたら夫婦関係に亀裂が入るきっかけを減らせるだけでなく、現地での生活もより楽しく充実するはず!
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