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【りべる通信vol.4】奇跡的な出会いが、学生と広報PRの組み合わせを生んだ!PR Academiaとは?②

前回に引き続き、PR Academiaについて松井さん(以下:たっつんさん)にお聞きしていきます!前回はPR Academiaとはどんな組織なのかをお聞きしました。

ー今回はPR Academia創設について教えていただけますか?

PR Academiaの始まりは、僕とまほさん(前代表取締役)の出会いがきっかけです。

僕自身が元々コミュニティを持っておりそのなかで学生の力強さを感じていたのですが、それと同時に学生と社会のギャップをとても感じていました。それを解決できないだろうかと考えていた時に学生の力を信じてくれるまほさんと出会い、かなりのスピード感でPR Academiaがスタートしました。


“できる”学生を見て感じた学生と社会のギャップ

当時、全国ワカモノ実験場というコミュニティを運営していました。自分の人生を主体的に生きていきたい人やこれからそう生きてみたい人が全国から集まって、地方学生からのオファーもあり東京に限らず島根・名古屋・富山でイベントを開催していました。

運営する中で、学生が社会に対して生み出せる価値を感じていました。約200人のメンバーの中には、自治体と連携している学生や、学生団体を運営している学生、フリーランス、起業家もいました。このように学生のうちから社会に関わっている学生たちを見ている中で、学生と社会のギャップを感じていました。学生からしても社会との接点がないですし、社会も学生の力を使い切れていないといった点にもどかしさを感じていました。

学生から見た社会で言うと、社会に出た途端生き方や価値観を急激に変えなければならないためギャップが大きいんです。もっと学業と仕事が交わっていれば移行しやすいと感じました。バイトよりもインターンや、モノを売ってみる経験、社会人と共同でプロジェクトを進めるなど、仕事に触れることをもっと増やした方が良いと考えています。

社会から見た学生で言うと、学生だからここまでしかできないだろうという見られ方があると思います。今でこそだいぶ無くなりましたが、当時はすごく感じていました。


奇跡的な出会い&学生が広報PRに関わるべき理由

そんななかでまほさんに出会いました。2018年8月、僕含め2人で学生向けのキャリアイベントを実施していました。その中の企画の一つとして、色々な生き方をしている社会人をゲストにお呼びし学生たちが話を聞くという企画がありました。その社会人ゲストにお呼びしていたのがまほさんでした。

ゲストの皆さんがそれぞれの生き方で輝いていたのですが、その中でもまほさんは僕から見て特に輝いていて、向いている方向性が近いなと感じました。ぜひ話したいと思い、懇親会で運営の業務をもう1人の運営メンバーに託して話し込んでいました。

まず、広報の仕事について教えていただきました。広報PRは全ての業界に関われる仕事であると教えていただくうちに、学生の間に広報に関わっておくことで自分の適性を探れるのではないかと考えました。そこから広報PR業界は学生が社会に出る際のギャップを埋めるのに最適な業界であるとわかりました。

さらに、まほさんは学生と何かやりたいと言ってくださるとても珍しい方でした。当時、社会人から学生に仕事を振ったり一緒に何かすることは少なかった状況で学生の力を信じてくれる方が現れて、さらに僕自身が抱いていた学生と社会のギャップを解決しうる広報PR業界のプロでいらっしゃって、もうこの人しかいないなと思いました。


爆発的スタート

このような経緯でまほさんと出会って話し込み、すぐに当時まほさんが代表をしていたPR Chest(詳しくは【りべる通信vol.2】へ)→ https://note.com/liber2020/n/n757627527885

でインターンをさせてほしいと頼みました。これが2018年の8月です。その頃PR Chestにはインターン制度はなかったのですが、9月からオフィスに行かせていただくことになりました。そこでPR Academiaのプロジェクト案が発足し10月にはスタートした、というのがPR Academiaの始まりになります。


メンバーは、はじめに紹介したようなコミュニティがあったため一気に20人集めてスタートしました。元大手広告代理店のPRプロと、企画の上流から関わりフリーランスのような働き方ができる学生プロジェクトを立ち上げた、と伝えたところ学生からの反応は非常に大きかったですね。希望者でいうと40名くらいおり、面接して20人ほどに絞りました。

会費も月3,000円という学生にしてはハードルの高い金額を設定しました。それでもやりたいという熱量がある人を集めてスタートしたのがPR Academiaです。

実はメンバー選びの戦略があり、初期から1.2年生を多く入れ3,4年生はすでに実績を持っているメンバーを入れました。実働力は充分ある状態でも若いメンバーがどんどん経験値を積める環境を整えていたんです。そうすると2年ほどかけてその層が実力をつけ、全体的に実戦力を持ったメンバーが増えていきました。

初期メンバーの性格としてはどんどん進めていくスタイルで、秩序というよりはカオスだったり切磋琢磨し合う雰囲気でした。

最初任せてもらったのが、大学のPR案件でした。渋谷、神戸、福岡、高校生の志願者数が増えるようにというのが最終ゴールのPRで、企画や学生目線でのクリエイティブ作成のディレクションを行っていました。このようなまほさんの学生の力を信じているが故の無茶振りから始まり、それに応えていくようなメンバーが多かったというのが当時のイメージですね。


今でも変わらない企画力の強さ

最初の半年間はこのような雰囲気でした。翌2019年の3月に、元から実績を持っていた4年生の初期メンバーが卒業しました。残っているメンバーも企画が強いメンバーが増えてきました。またこの頃から新メンバーを入れる体制になりました。

仕事内容では、実績がつき広報PRという仕事に慣れたこともあったためかクライアントとの対峙も多くなりました。勝手にやっていた感じから、まとまってきたのが中期でした。

さらに、学生主体でアイデアを出し、新規事業を増やし始めました。しかし、コンペを開き学生から様々なアイデアは出たのですが、予算をつけて実装するには至りませんでした。それからは、学生が出せる強みという点に焦点を絞り、ブレストなどに力を入れることにしました。この辺りのタイミングでコロナが来ました。

働き方に変化はありましたが、過去の案件で60名規模のチームをリモートで動かしていたこともあり、オンラインへの移行はあまり難しくありませんでした。コロナ以降は新規事業にチャレンジしつつ、PR Academiaが得意とする企画などのご依頼をいただいています。

上流に関わるという部分はあって、また企画に戻ってきました。今は4年やってきたリソースが積み上がってきています。これまで色々やってきた結果、PR Academiaの学生で一番価値を出しやすかったのがブレスト企画の部分だと改めてわかったため、今はブレストを強化しているところです。


4年目を振り返って

今年10月でPR Academiaは4年目に入りました。

今回お話ししたように、PR Academiaは学生にとって、ただ力をつけるのだけでなく自分の行きたい方向性を定める場所にしてほしいという想いもあり設立しました。

PRというのは人の心を動かす仕事です。PR Academiaの中で掲げていた言葉として「新たなストーリーで心を動かす」という言葉があります。人の心はストーリーで動くと思っています。人の心は点で伝えても動かないです。心を動かす仕事をする上では、遊び心が大切だと思っています。それが結果仕事になっているという感覚です。仕事にも遊びにも手を抜かないのはPR Academiaの特徴になっているかなと思いますね。

ありがとうございます!4年という歳月を初めから振り返っていただき、改めてPR Academiaが持つミッションがわかりました。これからも進化してくPR Academiaの強みを活かして社会に価値を提供していきたいです!

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