【デザイナーは採用すべきか、外注すべきか】論争について
デザイナーの採用に関して、お悩みの企業様も多いのではないでしょうか?
何を基準に採用すべきかを判断するのか、どんなデザイナーが自社にマッチしているのか、など頭を抱える担当者様も少なくないはずです。
ケースバイケースという前提はありますが、本記事の結論をお伝えすると、「基本的にデザイナーは外注するべきであり、内製化のハードルは想像以上に高い」ということです。
雇用における環境の変化
デザイナーの採用についてお話しする前に、「雇用」が変化しつつあるというお話しをします。
2019年10月13日、日本自動車工業会の会長会見で、トヨタの豊田社長が「このままでは終身雇用を保障出来ない」と言及し、話題になりました。
人材の流動化、働き方の多様化が急激に進み、独立する優秀なエンジニアやデザイナーが年々増加しています。
このパラダイムシフトを受け、企業側は新しい人が入ってきた際に最短でパフォーマンスを出せる社内体制を整備することが求められています。
デザイナーに限った話ではないですが、社内に有識者が居ないまま、デザイナーを採用すると失敗する可能性が高く、下記項目のどれかで頭を抱えることになります。
・デザイナーの人事評価基準はどうするか
・自社はデザイナーにとって魅力的であり、長く働きたいと思える会社か
・そのデザイナーが離職する際の属人性が高い業務はどうするか
これらを踏まえて、今度は採用と外注のデメリットを比較してみましょう。
採用 / 外注のデメリットを比較
下記に整理した双方のデメリットをご覧ください。
【採用するデメリット】
①正社員のため、固定費になってしまう
②属人性が高くなってしまう傾向があるため離職リスク増
③適切な業務量の判断が難しい(生産性を測ることが難しいため)
④人事評価が難しい(同上)
【外注するデメリット】
①社内にノウハウが残りづらい
②発注したいデザイナーのリソースをコントロール出来ない
③納品の遅延リスクがある
④デザイナーによってアウトプットの起伏が激しい
双方のデメリットを比較してみると、【採用するデメリット】はどうなるか予想しづらい部分が多く、コストがかさばるリスクを孕んでいるのに対し、【外注するデメリット】はコストをかければ解消できるものがほとんどです。
既にデザイナーが働ける体制を整備されている企業であれば別ですが、そうでなければ外注するメリットが大きくなります。
外注〜内製化までのフロー
さて、ここまで基本的には外注をオススメするとお伝えしましたが、制作ニーズが膨らむことで内製化も視野に入れていかなくてはいけない際に、
外注のみで制作を賄っているフェーズから内製化まで、どう進めるのか、簡単にお話しします。
①デザイナーを1~2名採用する
②よく外注しているデザイナーにディレクション業務を発注する
③外注デザイナーに社内デザイナーをディレクションしてもらう
④外注デザイナーに相談しながら少しずつ人事評価、社内研修を充実させる
以下ループ
上記③〜④のディレクターを定期的に変更・追加することを推奨します。様々なノウハウが手に入り、ナレッジに偏りが出来づらくなることで、より良い内製化を実現出来ます。
前提として、外注〜内製化までにはグラデーションがあります。
一気に採用する必要があるのであれば、外部からCDO(Chief of design)クラスの方にアドバイザリーとして参画いただき、下記の項目を整理しながら受け入れ体制を作っていくことを推奨します。
・デザイナーの評価制度の策定
・社内研修体制の整備
・生産性管理の仕組み化
・デザイナー採用における人事戦略
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