見出し画像

眠れない夜には「アカシアはちみつ」を

皆さん、夜はぐっすり眠れていますか?

睡眠の質には、寝具が合わない、精神的要因など様々な要因があります。

原因の1つとして、「睡眠時の低血糖」が考えられます。

はちみつには、単糖類(これ以上分解する必要がない糖)であるぶどう糖や果糖が豊富で、睡眠30-60分前に大さじ1杯のはちみつを摂取するだけで、胃に負担をかけず、効率よく脳への糖分補給を可能にする理想的な食品です。


(解説)
脳のエネルギー源は グルコース(ぶどう糖)で、エネルギー消費の約20%を脳が消費する言われています。
脳は糖分を蓄積する機能が無いため、血中から補給する必要があります。

Proceeding of the Nutrition Society 2019 78
より抜粋

では、どこに貯蔵されるかというと、食事などで補給されたぶどう糖の余剰分はグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます。
低血糖状態となると、グリコーゲンをぶどう糖に変換し、血中に供給することで、血中の糖分濃度を一定にするにように調整しています。

すなわち、糖分が不足すると、脳への糖分供給が不足し、疲労回復しにくくなります。
さらに糖質制限しすぎると、グリコーゲン不足により、糖分を補給するために筋肉が分解され、筋肉量が減少し、太りやすい体質になるリスクもあります。

例えば、夕食を18時に食べて、翌日の朝食を6時に食べるとすると、12時間は夕食で摂取した糖分及び貯蔵グリコーゲンから補われることになります。
貯蔵出来るグリコーゲン量は、個人差があるので、人によっては低血糖となる可能性があるということです。
遅い時間に夕食を食べればいいのかというと、そういう訳でもなく、消化するための胃腸が活発に動くため、これもまた睡眠の妨げになります。

Proceeding of the Nutrition Society 2019 78
より抜粋

上の図は、単糖類の組み合わせで、肝臓中のグリコーゲンがどのくらいの時間で回復するかを示したグラフになります。

ぶどう糖単体では25時間かかるのに対し、ぶどう糖+果糖では11時間とおおよそ半分の時間でグリコーゲン量が回復しています。

はちみつは両方を含んでおり、特にアカシアはちみつは果糖の比率が高いため、睡眠前に摂取する糖分としては最適といえます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?