リエゾン川南では、毎月定例会を行なっています。
毎月お話の会をしているのですが、
お話の会の方法は様々です。
先日は初めてzoomを使った
オンライン会をしてみました。
これまでグループで
会話ができるツールを使って、
メッセージを送り合ったり
対面の会をして対話をしたりと、
このご時世ですから、
いろんな方法で皆さんと
コミュニケーションをとっています。
今回は年明け、
三学期が始まってから
初めてのお話の会でしたが、
やはり、長期休みから
学校がスタートするなどの、
環境が変わることで
出現しやすい発達障がい児
特有の症状などが
多く話題として上がりました。
また、
常日頃から悩ましいゲームについて、
子どもと格闘の日々の話など。
どの家庭も同じように悩むだろう
内容にプラスして、
発達特性の子が起こす
行動への対応に悩む日々…
話したメンバーさんは
同じように悩んでいて、
『そうそう!』
『あるある〜』
と言いながら共感。
WHOが久しぶりに
改定したICD-11に、
「ゲーム障害」が正式に
疾病分類として入ったこと
についても話題となりました。
ICD-11では、
これまで「発達障害」と
表記されていたものが
「発達神経症」と変更になり、
広汎性発達障害(PDD)から
自閉スペクトラム症(ASD)、
注意欠如障害(ADD)から
注意欠如多動症(ADHD)、
知的障害から知的発達症と
名称や明記が変更になっています。
お気づきのように、
「障害」という言葉を使わず、
「〜症」となっているのです。
今回のお話の会の中でも
話題として出てきましたが、
発達障がいについての
周囲の認識が少ないために、
偏見や差別的な発言を受けて
傷つく方もおられます。
目に見えてわからない発達障がいは、
周りの方々には
どのようにその子が困っているのか、
生きづらいと思っているのかが
わかりにくく、
一般的に
定型発達の子どもたちがしている
生活や行動から
少し外れた行動や症状が見えると、
「なんでこの子は
こんなことも出来ないの?」
「なんで同じようにできないの?」
と、心無い言葉を
投げかけられたりします。
全世界で取り組んでいるSDGs。
多様性を
自然に認め合える先進国では
考えられない
日本の同調圧力や偏見・差別…。
もっとみんなに知ってもらいたい。
いろんな人がいる。
いろんな個性・特性がある。
多数の中から
少し飛び出ちゃった
個性や特性を持つ人たちのことが
自然に受け入れられて、
存在していてもいいと思える地域。
多様性を認め合える、
そういう地域になればいいなと
願いながら。
そんなことを考える
今回のお話の会となりました。
#発達障がい #リエゾン川南#多様性#ICD-11
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