リエゾン川南

発達障がいがある子どもをもつ親の会として活動しています。発達障がいへの社会的認識も高ま…

リエゾン川南

発達障がいがある子どもをもつ親の会として活動しています。発達障がいへの社会的認識も高まってきていますが、地域差があるのが現状です。小さい町にも認識が行き渡り、個人で抱え込み悩む親や保護者達が少しでも減っていく事を願って立ち上げました。 liaisonkawaminami.com

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発達障がいをもつ子どもを育てる親の会の発足

初めまして。リエゾン川南です。 ある小さな地域で、子どもに起きた出来事。 それは、「ちょっと普通の子と違いますね」 と言われて始まるいくつもの出来事。 それを受け止める親にとって、この「ある小さな地域」では、個別に抱えるには不安が大きい。 だって、 「発達障がい」 それ自体、認知が乏しいんだもの。 認知が乏しい=環境が十分ではない そこで暮らす子ども・親たちは不安しかない。 その不安を少しでも共有し、やわらげる場が欲しい。 そして、 広く認知してもらっ

    • 新たな年度に期待しよう

      皆さん、こんにちは。 年度変わりの忙しい日々をお過ごしでしょうが、 皆さん体調は大丈夫ですか? 子どもたちは春休みも終わって、 1学期がスタートしたり、 卒業している子どもたちは入学前の準備などで バタバタしていることと思います。 私事ですが… うちの子もこの春高校進学します。 先月あった入学説明会で、 これから新しく始まる学校生活について、 学科の先生たちに相談をしてきました。 ①学習障がいがあるので配慮を貰いたい ②高校でも保育所等訪問を受けたい

      • 「何もしない」は難易度Sクラス

        今回は、「小児神経専門医が警鐘、問題生む「不登校=起立性調節障害」という誤解」という記事をご紹介します。 立秋(りっしゅう)の時期。 まだまだ暑い日々が続いていますが、暦では秋になりました。 発達にでこぼこのある子は体質的に自律神経が乱れやすいようで、季節の変わり目は特に体調を崩しやすかったりします。 上記記事にもあるように単純な起立性調節障がいと診断される場合もありますが、複合型の起立性調節障がいの場合は自律神経以外にも精神的なモノによる不調もあり、長期化してしまうこと

        • 学校からのプリントを持ち帰るには

          今回は、「学校からの配布物をきちんと持ち帰れない…そんな子どもに親がしてはいけないこと」という記事をご紹介します。 学校で配られたプリントを持って帰るのを忘れてしまう・親に渡すのを忘れてしまうのは”普通”の子でも割と良くあることですが、上の記事にあるように、発達にでこぼこのある子は学校でプリントが配られた事自体を忘れてしまう場合があります。 プリントが配られている時間帯は、クラス全員が帰る準備をしていてザワついていたり、先生がプリントを配りながら他の事を話していたりと、た

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        発達障がいをもつ子どもを育てる親の会の発足

          勉強は楽しくないと始まらない

          発達にでこぼこがある・ないに関わらず、勉強するのが得意もしくは好きだという子はあまりいません。 遊ぶ方が楽しいですし、今はYouTubeやゲーム、アニメなど娯楽となるモノもたくさんあります。 そんな楽しいことがいっぱいの環境の中、楽しいことの時間を削ってでも勉強しろと言われても、「ハイ分かりました」と素直に勉強するはずがありませんよね。 かといって勉強しなくても良いかというと、この世の中そう優しい世界でもないので、出来るだけ勉強して自身を助けるための知識と知恵を身に付け

          勉強は楽しくないと始まらない

          「行きたくない」は絶対に見逃さないで

          今回は、「『わが子の登校しぶりは何日様子見をしていいか』こころの専門家の揺るぎない回答」という記事をご紹介します。 発達にでこぼこがある・ないに関わらず、子どもから園や学校に行きたくないと言われた経験を持つ保護者は多いのではないかと思います。 子育て中の保護者が抱えがちな悩みですが、そもそも、子どもたちはどうして園や学校に行きたくないと口にするのでしょう。 園や学校で過ごす時間が楽しいものであれば、行きたくないという気持ちは生まれません。 理由はどうあれ、楽しくないか

          「行きたくない」は絶対に見逃さないで

          「相談支援ファイル」を活用しよう

          今回は、宮崎県教育委員会が開発した「発達障がいを含む障がいのある子どもの『相談支援ファイル』」をご紹介します。 発達にでこぼこのある子だけではありませんが、人は色々な人と関わりながら生活しています。 家族や親戚、ご近所さんなどの身近な人々はもちろんのこと、乳幼児期は病院の先生や看護師さん、健康診断をしてくれる保健所の保健師さんや、通園すれば園の先生やお友だち。 小学校や中学校に通うようになればそれぞれの先生やお友だちと、生きていく上でたくさんの人と関わります。 発達に

          「相談支援ファイル」を活用しよう

          やる気スイッチを入れるには

          今回は、「やる気は"スイッチ"ではなく"エンジン"だった…世界最先端の研究が導き出した「最初の5秒」の重要性」という記事をご紹介します。 発達にでこぼこのある子は、やる気スイッチが行方不明になることが多々あります。 宿題や部屋の片付けなど、やらなくてはいけない事は山のようにあるはずなのに、スマホで動画をずっと見ていたりゲームしていたりと、やりたい事の方を優先させているように見えたりします。 周囲から見る限り、”やりたい事を優先させているように見える”この状態、実は、本人

          やる気スイッチを入れるには

          睡眠不足は万病の元(3)

          今回は、前回の「睡眠不足は万病の元(2)」という記事の続編として、実際に生活習慣を整えるための具体的な方法をご紹介します。 前々回の「睡眠不足は万病の元(1)」という記事で本人の適切な睡眠時間が分かったかと思いますが、今の生活とのギャップが結構ある人もいたかと思います。 例として上の画像のような状態を挙げますが、この状態からいきなり理想とする生活習慣にしようとしても上手くはいきません。 習慣化するには移行期間を長く取る必要があるからです。 本人の睡眠時間が足りていない

          睡眠不足は万病の元(3)

          睡眠不足は万病の元(2)

          今回は、前回の「睡眠不足は万病の元(1)」という記事の続編として、いよいよ早く寝てもらう方法をご紹介します。 その前に一つお断りですが、今回の記事で”今すぐにでも”効果のある「早く寝てもらう方法」というものはご紹介出来ません。 今すぐにでも早く寝てもらえるようにしないと本人が心身共に壊れてしまいそうというのであれば、まずは医療機関で診てもらうのが一番ですから、そちらと並行して今回の早く寝てもらう方法も実践してみてください。 上記サイトは、厚生労働省が提唱している快眠のた

          睡眠不足は万病の元(2)

          睡眠不足は万病の元(1)

          今回は、「子どもの睡眠障害 夜型化のリスクや原因となる病気」という記事をご紹介します。 子どもの睡眠に関して、生まれた頃からずっと悩みを抱えているという方は多いのではないでしょうか。 乳幼児期は夜泣きに悩み、幼少期はお昼寝してしまって夜なかなか寝てくれないと悩み、思春期を迎える頃にはスマホやゲームに夢中で寝てくれないと悩み、朝は起こしても起こしても起きてくれない子どもに悩む。 これらは発達にでこぼこがある・ないに関わらず、子育て中の保護者が抱えがちな悩みですよね。 発

          睡眠不足は万病の元(1)

          環境を整えると良いことたくさん

          今回は、「発達障害、マンガで分かりやすく 札幌市「虎の巻」、10年経た今も読まれ続ける理由」という記事をご紹介します。 こちらの記事で紹介されている札幌市の『虎の巻』シリーズは、定期的にネットでバズっているものなので、どこかで見たことがある人もいるかと思います。 バズるたびに、「分かりやすい」「職場に貼っておいて欲しい」「上司に読ませたい」と好意的な意見が出ますが、それと同時に、”発達障がいがありそうだけど本人が自覚していなくて大変な思いをしている同僚”という方々からの辛

          環境を整えると良いことたくさん

          片付けは小さな小さな一歩から

          今回は、「部屋の片付けが苦手な人必見!片付けや収納のコツを徹底解説」という記事をご紹介します。 一般的な部屋の片付け方法を紹介している記事ですが、これを読んでその通りに出来ている人はあまりいないのではないでしょうか。 読んですぐ実践できる人ばかりなら、この世の中、こんなにも片付けに関する本は出ていないでしょうし、整理収納アドバイザーという職業も生まれていないでしょう。 それだけ片付けを”苦手”とする人が多いということです。 片付けだけに限りませんが、”自分が出来ること

          片付けは小さな小さな一歩から

          空気は読まなくていい

          今回は、「「空気読む」教え方は」という記事をご紹介します。 今から16年前の2007年、「KY(空気が読めない)」という言葉が流行語大賞にノミネートされました。 主に女子高生の間で使われていた言葉ですが、この言葉で傷付いた人も多いのではないでしょうか。 「空気が読めない」と似たような意味で「気が利かない」もよく使われますが、「空気が読める」「気が利く」子とはどういう子でしょう。 よく家族の手伝いをしてくれる。 周囲の子の面倒をよく見ている。 トラブルになりそうな時

          空気は読まなくていい

          心が壊れてしまう前に

          今回は、「子どもの「こころ」専門家が解説 発達障害の子を伸ばす「療育」とは」という記事をご紹介します。 発達にでこぼこのある子は、その特性により色々な場面で失敗したり怒られることが多く、自己肯定感が低くなる傾向があります。 誰でもそうだと思うのですが、失敗したり怒られたら大なり小なり心が傷付きます。 自分が悪いと分かっているのなら、自分で自分を責めて心の傷をさらに広げますし、自分が悪いと思っていないのなら、悪いことをしていないのに怒られたと傷付きます。 「自分は悪くな

          心が壊れてしまう前に

          困りごとがあるなら相談を

          今回は、「発達障害は病気ではなく「脳の個性」 治すべきものではない」という記事をご紹介します。 近年、メディアや発達障がい当事者が発信することにより、発達障がいが世間に認知されるようになってきました。 認知されるのは良いことだと思うのですが、ネットニュースでのコメントやSNSの反応を見ていると、発達障がいを「病気」だと思っている方が多いなという印象を受けます。 認知はされつつあっても、「発達障がい」についての理解はまだまだ進んでおらず、発達障がい当事者が生きづらさを感じ

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