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手術の翌日

2024年4月18日(木)
長い長い夜が明け朝となった。

朝食を半分以上食べれば点滴が抜けるそう。食べられるかなぁ…と可愛らしいことを思ったがなんてことないしっかりいただいた!
お腹がすいていたみたい♡
キャベツサラダは軽く茹でたキャベツをゴマドレとマスタードであえてある味。ここにコーンやカイワレを入れて、彩りはラディッシュとかどかな?なんて想像しながらいただく。約束通り点滴が抜け、物々しい心電図系の機械や足の機器もどんどん外され身軽になった!座って歩けるようになったら腰痛はすぐ治った!

手術当日からずっと発熱していた。ずっと37℃後半。そりゃあ身体だって初めての事に頑張って戦ってくれているのだろう。看護婦さんもいるし安心して構えていられる。しんどいがまあこんなものかと思っていた。

しばらくして身体を拭いてくれると看護婦さん。「傷見ることできますか?」「えっと、ちょっとまだ無理かな」と私。夜中も度々傷のチェックはされていたが寝転んだ状態。座って前をはだかれたのは初めて。拭いてくれるとき傷が目に入らないようキュッと目をつぶってしまった。大丈夫、いまはこれでいいのよと自分で自分を慰める。そして尿道への管も抜かれ、完全にドレインだけが付属している状態になった。

スッキリした身体に新しい部屋着をまとったら、早速軽い腕のリハビリをした。手術をした側の左腕は真横と前で、肩ラインまでしか上がらなかった。「あれ?腕ってもっと上がるんでしたっけ?」って言って右手でやってみたら腕が耳についたので、ほんとに出来ないんだなと実感した。まあ焦ることはない、そのうち上がるようになるんだろうと徐々にすすめることにした。よちよち歩きでお手洗いにも行けるようになった。

午後の面会で母が来た。

父は相当参っているよう。術後フロアーに戻って来たときも私が可哀想すぎて顔が見れないといっていたんだとか。帰りは泣きながら運転していたよと言っていた。3月に告知をした時も変われるものなら変わってやりたいと泣いていたとか(私には微塵もその姿はみせない) 昨日も自分が面会に行かないことを詫びていたようだ。あの食いしん坊が食欲がないと夕食を抜いたとか。

父は感情表現が下手でとても優しい人。きっと私を見たら不用意に泣いてしまいそうなんだと思う。それを見せたくなくて避けているんだろうな。その判断は間違ってない、それでいいよお父さん。そんな思いをさせて申し訳ないなと思いながら、告知をギリギリにしたことは間違いなかったなと思った。

その後は夕食まで寝て、netflixの続き。
朝の段階で少し先に海が眺められる窓側の大きい部屋に変更してもらった!あぁ、生き返った~。
空が見える空間、最高!
なんなら窓も開けたいけどここは病室だった、ふざけた真似はしない(笑)

今年は海に行きたい!

ずっと海を眺めていたら
波音が聞こえた気がした。




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