宇宙ロケットの献身さと孫悟空の苦痛
最近、宇宙ロケットの発射のニュースが多いですね。
民間企業スペースワンは先日に小型ロケットを打ち上げましたが、離陸数秒後に爆発しました。
同社は「何らかの異常が発生したため、ロケットが自ら爆破する飛行中断措置に至った」と説明しました。
面白いですね。ロケットには自動爆破装置を入れています。被害が広がらないための装置です。
ぜひ人間にも入れてほしいです。
理性が暴走して、通り魔や殺人犯が実行しようとした瞬間に自動爆発してくれると被害が未然に防げられます。
社内のイジメや陰湿な裏工作も含めて、迷惑行為をした途端に爆発してほしいです。
オフィスで突然に課長が爆発した。あーなんか課長は裏でロクでもないことしたんだな。めでたしめでたし。なんてことが日常風景になると健全な世の中になりますね。
しかしそんな光景は見られません。
人間にも自動爆破装置を入れればいいのに、支配者はそんなことしません。
技術的にできない事はないと思います。
ハートアタックガンという銃で撃つと、時間差で心筋梗塞が起こり死ぬそうです。
不審死の1部はそうかもしれません。
研究が進む電磁波で自然物も肉体も操作できるのだから、小さなチップを遠隔から起動させることができるでしょう。
しかし決して支配者はそこまでしません。
やはり人間に、犯罪して欲しい、戦争して欲しい、そんな社会である方が都合いいのでしょう。
「殺人犯が未然に防がれる安全な社会」、「軽犯罪さえも実行されない安心な社会」、そんな社会になってしまったら人々が幸せになってしまいますからね。
そもそも支配者が人口削減なんて本気で狙ってるんですかね。
削減したかったら簡単にできる技術はもう既にあります。実行しないところを見ると、疑心暗鬼にさせる、犯罪や戦争がいつでも起こる不安にさせたままの状態が一番の目的のような気がします。
西遊記の孫悟空の頭にはめられている金輪。
三蔵法師は観世音菩薩から教えられた呪文を唱えて金輪を締め付ける事で、悟空の乱暴を諌めました。
三蔵法師が善悪を決めてます。
神と人の主従関係、人と家畜の主従関係を現しています。
自動爆破装置があるとしたら、それを決める基準はどこにあるのでしょう。
ある事象において、多数のコンセンサスが三蔵法師になり、希少の存在が孫悟空になる。
先般の注射騒動も、多数派と希少派の分断の形成のされ方が目的の実験である気もします。
多数派が罰して、希少派が罰せられる社会、その西遊記の物語を楽しむような読者の目線が、直接手を下さない支配者である気もします。
自動爆破装置で粉々になる宇宙ロケットを見て、健気で悲しくなるのは考えすぎでしょうか。